「回避」や「回避依存」という言葉をはじめて聞きました。どんな人が当てはまるのか、特徴や性格について分かりやすく教えて下さい。
この記事ではこんな疑問を解決します。
しん | 心理カウンセラー
心理カウンセラー。過去のカウンセリング実績500件以上。毒親育ち。自身の恋愛依存症・回避依存症の経験を活かし、「読者の悩みの根本的な解決」を目指し発信しています。
この記事では「回避依存症」という言葉をはじめて聞いた方に向けて
- 回避依存症の特徴
- 回避依存症の原因
- 回避依存症のタイプ
- 回避依存症の男女別の性格的特徴
- 回避依存症者との恋愛パターン
- 回避依存症の改善方法
これらを順にわかりやすく解説していきます。
この記事の信頼性ですが、私自身が「元・回避依存症」です。
だからこそ、どの心理カウンセラーよりも、回避依存症の特徴や心理を理解している自負があります。
現在ではその経験をもとに、アダルトチルドレンや回避依存症、恋愛依存症の心理カウンセラーとして活動しています。
では本題に入る前に、まずは下のチェックシートを確認してください。
あなたの恋人、もしくはあなた自身にあてはまる部分があれば、この記事はきっとあなたの役に立つはずです。
- 付き合う前と後でまるで別人のような態度
- なにげない会話からとつぜん音信不通になる
- 束縛や干渉を嫌がる
- 自分の話をしたがらない
- 愛情表現をほとんどしてくれない
- あなたに対し「〜しろ」などの支配的な言葉が多い
- 自分の都合が悪くなると逆ギレする
- 関係が悪化すると、すぐに別れ話を持ちかけてくる
- 別れを受け入れる姿勢をみせると、一転して別れを拒否する
- あなた対してネガティブなワードを頻繁に口にする
- 自信家に見えるが、打たれ弱い
それはでは解説をはじめます。
回避依存症とは?
ではまずはじめに、回避依存症をひとことでまとめます。
回避依存症をひとことでまとめるならば
「自分が傷つく状況を恐れるあまり、人と深い関係を築けない人」
になるでしょう。
そしてまずはじめに、あなたに知って頂きたい重要なポイントがあります。
人と深い関係をきずけない回避依存症者ですが
彼らは人一倍、「人とのつながりへの欲求」が強い
ということ。
ではなぜ、こうした欲求を持ちながらも回避依存症者は人を遠ざけてしまうのでしょうか?
その理由を理解するためには、まず「回避依存症の原因」を知る必要があります。
回避避依存症の原因は「幼少期のトラウマ」
ずばり、回避依存症の原因は「幼少期の親子関係によるトラウマ」です。
具体的な家庭環境としては
- 過干渉
- 過保護
- 無関心
- 言葉による精神的暴力
- 肉体的暴力
大多数の方が、このような環境で育っています。
当然、暴言や暴力はわかりやすい「虐待」ですが、過干渉や過保護については外部からは判断できません。
当人は苦しんでいたとしても、他人から見れば
- 優しい親
- 教育熱心な親
に見えることも多いからです。
そして、回避依存症者の親は「自分の言動が子供を苦しめている」という自覚を持ちません。
子どもを自分の理想通りに育てたいという気持ちばかりが先行し、もっとも大切な
「子供らしい感情や考え」
を無視した教育をするようになります。
具体的には
【過干渉な親に育てられた子供】
「もっと自分の意見を大切にしてほしい」
「なんでもかんでも親に決められたくない」と思う。
【過保護な親に育てられた子供】
「親にかまわれたくない」
「ひとりで色々なことに挑戦してみたい」と思う。
【無関心な親に育てられた子供】
「もっと親に愛されたい」
「もっと大切に扱われたい」と思う。
つまり、回避依存症者の回避行動は
「幼少期〜成長期の満たされない願望」
によって作られているということです。
この「満たされない願望」こそが回避依存症者のトラウマの原点で、その後の人生に大きな影響を与えます。
「幼少期のトラウマ」と「回避行動」の具体例については次の「回避依存症の4タイプ」でくわしく解説します。
【家庭環境について】
回避依存症の原因は「母親との関係」にあると断定する意見もありますが、私の経験上「父親」「母親」両方に関係があります。
回避依存症には4つのタイプがある
回避依存症には4つのタイプがあります。
それぞれ
- 脱走者
- 独裁者
- ナルシスト
- 搾取者
これら4つのタイプですが、タイプによって性格や人への接し方は大きく変わります。
また、これら4つのタイプですが、どれか一つのタイプにだけに当てはまることはほぼありません。
多くの場合「脱走者+独裁者」といったように、複数のタイプの特徴と性格が混じり合います。
では順に解説していきますね。
回避依存症のタイプ①:脱走者タイプ
脱走者タイプは、回避依存症の中でもっとも多いタイプです。
脱走者タイプの特徴(回避行動)は
- 束縛を嫌う
- 小さなことを束縛ととらえる
- そっけない態度
- 感情の起伏が少ない
- 未読無視や既読無視が多い
- 急に音信不通になり、しばらく連絡が取れなくなる
- 話し合いを避ける
- 約束を決めたがらない
- 自分の話をしない
このような特徴があげられます。
脱走者タイプは4つのタイプの中でも特に、付き合う前とその後で、態度や愛情表現が大きく変わるタイプです。
脱走者タイプが抱えている幼少期のトラウマは、主に
- 過干渉
- 過保護
この2つです。
これまで、親の言うことを聞き、親に縛られて生きてきたからこそ、たとえ恋人であっても干渉されることに耐えられません。
また、過干渉と過保護の親は子供に対して「感情的」になることが多いため、脱走者タイプの回避依存症者は「感情をぶつけられること」がとても苦手です。
だからこそ、脱走者タイプは「自分と他人の距離感」とても大事にしています。
たとえ恋人であっても、自分の踏みこまれたくない部分に踏みこまれると、音信不通や冷たい態度をとり恋人を遠ざけます。
そして、ここであなたに必ず覚えていただきたいのは
脱走者タイプの回避依存症者は
「恋人が嫌いだから遠ざけているのではない」
ということです。
脱走者タイプは、トラウマから身を守るために無意識に音信不通や既読無視といった回避行動をしているだけ。
だからこそ、ひとたび自分の気持が落ち着くと、なにごともなかったように連絡してくるのです。
とはいえこの心理を理解していなければ、恋人の行動は意味不明に感じられるでしょう。
理由が分からないままに、恋人がそっけなくなったり、音信不通になる。
↓
恋人に対する不安が高まる。
↓
不安な感情を恋人にぶつけ、恋人はさらにあなたと距離をおく。
こうして回避依存症者との間に、追って追われての終わらない依存関係が作られます。
回避依存症のタイプ②:独裁者タイプ
つぎに解説するのは「独裁者タイプ」です。
これまでのカウンセリングの経験から脱走者タイプの次に多いタイプだと考えています。
独裁者タイプをもう少しわかりやすい言葉で言いかえれば
「モラハラタイプ」
になるでしょう。
このタイプの特徴は
- 自分に否があることでも認めない、謝れない
- つねに自己中心的な考え方をする
- 自分が「教えてあげている」という態度をとる
- 人には命令するが、自分が命令されるのは許せない
- 恋人の自己肯定感を下げるような言葉を頻繁に使う
- 話し方、食事、仕事など恋人が自分の思い通りの行動を取らないと怒り出す
- 小さな指摘に対しても逆ギレする
- 無言でイライラした態度を見せつける
つまり、恋人との間に上下関係を作り、コントロールするのが特栽者タイプです。
自分のパーソナルスペースに入られるのを嫌がるのは、脱走者タイプと変わりありません。
しかし、独裁者タイプの場合はモラハラやDVで主従関係を作ることで、恋人を無理やりコントロールします。
このタイプの場合
- 過干渉
- 過保護
- 暴言
- 暴力
これらの中でも特に「暴言」と「暴力」がトラウマになっているケースが多く見られます。
暴言や暴力によって支配されていたからこそ、自分が支配される状況にとてつもない不安を覚え、恋人を支配せずにいられなくなるのです。
普通の恋愛であれば、お互いの関係はつねに対等なはずです。
しかし、独裁者タイプからすると、対等な立場では安心できないのです。
自分の心を守るために、つねに自分が上の立場でなければいけない。
独裁者タイプはその特徴から「もともとの性格」と勘違いされることも多く、付き合いが長くなってから
と感じる方も少なくありません。
回避依存症のタイプ③ :ナルシストタイプ
3つめは「ナルシストタイプ」です。
ナルシストタイプが抱えているトラウマは
「親の無関心による愛情不足」
ナルシストタイプの特徴は以下のとおり。
- 自己評価が高い割に、人からの言葉に傷つきやすい
- 自分に対し少しでも否定的な人とは距離をおく
- 恋人の容姿や服装などにケチをつけたがる
- 恋人の話にはあまり興味を示さない
- 理想と現実のギャップが大きい
- 中には大きな成功を収める人も
一般的なナルシストと回避依存症のナルシスト、いちばんの違いはその
「自尊心」
にあります。
一般的なナルシストの場合、自尊心が高く、自分の言動に自信をもっていることが多いでしょう。
ですが、回避依存症のナルシストはそうではありません。
- 自分自身の弱さを認めたくない
- 他人に無能だと思われたくない
- 完璧な自分をみんなに見せたい
つまり、自尊心が低い。
自分で自分のことを認められられないからこそ、人からの称賛を求めてしまうのです。
ナルシストタイプはさも自信家のように振るまいますが、どれだけ大きな成功を収めても「自尊心」は低いまま。
だからこそ、恋人には特別
「褒められたい」
「尊敬されたい」
と考えます。
少しでも自分の思い通りにならないことがあると、露骨に機嫌が悪くなるのもナルシストタイプの特徴のひとつです。
また、他人の評価がそのまま自分の評価になるために
- 身だしなみ
- 学歴・地位
- 収入
こうした分かりやすい評価を求め努力し、大きな成功を収める場合もあります。
しかし「理想の自分」と「現実の自分」が食いちがっていることも多く、自分が他人から認められないことに、つよいフラストレーションを感じている場合もあります。
こうした特徴から、4つのタイプの中でも特に「メンタルが不安定なタイプ」だと言えるでしょう。
回避依存症のタイプ④:搾取者タイプ
さいごのタイプは「搾取者タイプ」です。
搾取者タイプはその言葉通り
- 金銭
- セックス
- 身の回りの世話
依存した恋人を都合よく扱うことで、自分の支配欲求を満たします。
支配されることに対するトラウマなど、独裁者タイプと似ている部分もありますが、決定的な違いは恋人を支配するために
「同情心」や「不安」を利用する
ということです。
もう少し、具体的な特徴をみていきましょう。
- 恋人のお願いを聞かないと、すねたり落ち込む素振りを見せる
- お願いをしてくる時はとことん甘える
- こちらからのお願いはなんらかの理由をつけて断る
- 「どうせ自分は・・・」など相手の同情を誘う言葉をつかう
- 「お前だけは違う」など都合の良い「特別感」を演出する
相手に罪悪感や後悔をうえ付けることで、恋人の行動をコントロールします。
こうした特徴から、搾取者タイプの恋人になりがちなのは「共依存傾向」の強い女性です。
そしてこのタイプはお願いを聞き入れると、これまでの態度が嘘のように優しくなるのが特徴です。
「不安感」と「幸福感」。
この2つを交互に相手に与えることで、自分への依存度を上げ、恋人を支配します。
さらに詳しいタイプごとの特徴は
くわしいタイプごとの特徴や付き合い方については、別記事で解説しています。
気になるタイプがあれば、ぜひチェックしてみてください。
回避依存症者の恋愛パターン
つぎにお話するのは「回避依存症者の恋愛パターン」です。
なぜ恋愛パターンについて話すのか。
それは、回避依存症者と交際している方の多くが、ある特定の恋愛パターンを経験しているからです。
その恋愛パターンは以下のとおり。
- 回避依存症者の猛烈なアプローチ、「運命の人」のように振るまう
- 交際後、少しづつ態度が変化する(連絡頻度の低下、冷たくなる)
- 態度を責めると逆ギレ、別れをほのめかすようになる
- 最終的に破局する
- しばらく時間が経ったのち、回避依存症者から連絡、自然な形で復縁
いかがでしょう。
もしかすると、あなたにも似たような経験があるかもしれませんね。
ではなぜこの流れになるのか、「回避依存症者の恋愛パターン」を
- 恋愛初期
- 恋愛中期
- 恋愛後期
に分け「女性目線」から簡単に解説します。
回避依存症者の恋愛パターン:恋愛初期
恋愛初期は、いわゆる交際前や交際直後。
まだ出会ってからそれほど時間が経っておらず、それほど関係が深くない時期です。
回避依存症者は自分の心を埋めてくれそうな人を見つけると、猛烈なアプローチをかけます。
そしていざ交際がはじまると
- 「人生の中で今が一番しあわせ」
- 「こんなに好きになった人は他にいない」
- 「すぐにでも結婚したい」
彼はこうした言葉を多用し、彼女に愛されているという「安心感」を抱かせます。
またこの時期は、しつこいくらいに、ハグやキス、セックスを求めることが多いでしょう。
当然、そんな彼の言動に気分は最高潮、まるで「運命の人」が現れたかのような感覚になります。
しかし、この状態は長くは続きません。
回避依存症者の恋愛パターン:恋愛中期
恋愛中期になると、彼の態度はだんだんと変化していきます。
つまり少しづつ「回避行動」がみられるようになります。
先ほどお話ししたように、回避行動はタイプやその人の性格によって変わりますが
- 一緒にいても冷たい態度をとる
- 既読無視や未読無視がふえる
- 決めた約束を守らない
- 意見すると逆ギレする
- 小さなことでひどくののしる
- あなたを馬鹿にするような言動がふえる
こうした行動がみられるようになります。
さきほど、これらの「回避行動」はトラウマから自分を守るための行動だとお話ししました。
- 干渉されたくない
- 支配されたくない
- 軽く扱われたくない
子供時代のトラウマを思い出さないよう、「無意識」に回避行動をとります。
そして、回避行動をとる彼は自分を守ることに必死で、彼女を傷つけている自覚がほとんんどありません。
彼女がいくら歩み寄る姿勢をみせても、彼自身は悪いことをしている自覚がないので、関係はこじれるばかりです。
元・回避依存症者としてお話すると、当時の私は彼女がいつもわがままを言っている、自分勝手な人だと本気で考えていました。
回避依存症者の恋愛パターン:恋愛後期
恋愛後期にもなると、彼はまったく彼女に関心をよせなくなります。
一方で、彼女側も
と頭では分かっているのに、どうしても昔の彼を忘れることができません。
しかし、どれだけ彼のことが好きでも、終わりは”唐突”にやってきます。
多くの場合、彼の方から関係を終わらせようとするでしょう。
- 音信不通による自然消滅
- 一方的に別れを告げて消える
形はどうあれ、ふたりの関係は終わりを迎えます。
とはいえ、別れたからと言ってすぐに彼のことを忘れることはできません。
それでも時間が経ち、日常を送るなかで彼への気持ちにケリがついてきた頃。
まさしく、新しい恋愛に向かおうとしている時に、彼はふたたびあなたに連絡をしてきます。
それも何事もなかったように。
はじめは近況を話すだけ。しかし、すぐにまた毎日話すようになり、彼への気持ちが戻ってきます。
久しぶりに話した彼は優しく、昔のようにとても愛情深く接してくれる。
そして「恋愛初期」に戻り、この流れをなんどもくり返してしまうのが、回避依存症者との恋愛パターンです。
回避依存症の改善方法
ここまで回避依存症について特徴や原因、4つのタイプ、恋愛パターンについてお話ししました。
ここからは「回避依存症の改善方法」についてお話しします。
回避依存症の改善方法は、立場によってその方法が大きく変わります。
立場とは下のどちらか
- 自身の回避依存症を自覚し克服したいという方
- 回避依存症の恋人に苦しめられている方
つまり「当事者」か「他人」かということです。
自身の回避依存症を克服したい方
自身の回避依存症に気がつき、克服したいと考える方はそう多くはありません。
なぜなら、当事者が回避依存症を克服するためには、自分の過去のトラウマと向き合わないといけないから。
もし、あなたが自身の回避依存症を自覚していて、改善したいと考えているなら以下の3つが大切です。
- 回避依存症をただしく理解すること
- これまでの自分の問題行動(回避行動)を認めること
- 自己肯定感を高めて人に依存しない生き方を心がけること
回避依存症を改善するのは簡単ではありませんが、努力する価値は十分にあります。
回避依存症の恋人に苦しめられている方
ではもう一方、回避依存症の恋人を持つ方が、恋人の回避依存症を改善させることはできるのか。
これは可能です。
ただ回避依存症は病気ではなく、トラウマから身を守るための「生き方」なので、改善には時間がかかります。
恋人の回避依存症を改善するにあたって、大切なポイントとなるのは以下の2点
- 恋人に依存しない自立した人間であること
- 恋人に安心してもらえる存在であること
恋人ではなく、あなた自身のふる舞いによって、恋人の回避依存症は改善していきます。
さらに詳しく回避依存症の改善方法について知りたい方へ。
下の記事でしっかり解説しているので、あわせてご覧ください。
【関連記事】回避依存症の彼との幸せな関係の作り方回避依存症の女性
さいごに「回避依存症の女性」について、少しだけお話しします。
回避依存症は男性だけでなく、女性にも存在します。
ただし、男性と比べると数は少なめ。
同じトラウマ環境で育っていても、ひとつの恋愛にのめり込む「恋愛依存症」の方が多いですね。
では回避依存症に「男女の違い」はあるのでしょうか?
ここからは回避依存症の女性の特徴について簡単にお話しします。
回避依存症の女性によくみられる特徴としては以下の3点です。
- 彼氏にも友人にも本心を明かさない
- 男性よりも束縛や干渉に敏感
- 回避依存症の特性から結果的にモテる
順に解説していきます。
1. 彼氏にも友人にも本心を明かさない
回避依存症の女性は彼氏にも友人にも本心を明かしません。
「本音を言ったら嫌われるかもしれない」
「本当の自分をみせたら嫌われてしまうかもしれない」
こうした強い不安を抱えているために、回避依存症の女性は本心を明かすことができません。
また交際している彼氏からすると
「なんで本音で話してくれないんだろう…」
「愛されているのか分からない…」
「彼氏として見られている気がしない」
このように考えてしまい、不安感から彼女を責めてしまったりと、関係悪化の要因にもなります。
2. 男性よりも束縛や干渉に敏感
回避依存症の女性は、男性よりも小さなことを「束縛」や「干渉」と受け止めます。
たとえば
- 「昨日はだれと遊びに行ったの?」
- 「家についたらすぐに連絡してね」
- 「毎週一回は電話しよう」
こうしたなにげない言葉や約束が「束縛」や「干渉」として受け止められます。
とくに彼氏側が彼女に対し不安を感じているときは注意が必要です。
彼女を失いたくないがために彼女を縛り、よけいに彼女が離れていくケースが多いからです。
すでにお話しした通り、回避依存症者は「自分が管理される状況」に息苦しさと恐怖を感じています。
そのため、束縛や干渉が続くと男性からそっとはなれるのですが、ここで男性の回避依存症者とは違う大きな特徴があります。
それは、回避依存症の女性は「一度去ったら戻ってこない」ということ。
同じ相手との破局と復縁をくり返す男性とは異なり、回避依存症の女性は新しいパートナーを見つけようとします。
3. 回避依存症の特性から結果的にモテる
回避依存症の女性はモテる傾向にあります。
もちろん、全員が全員そうではありませんが、モテる人が多いことは事実です。。
これは回避依存症の女性が
- 人に嫌われないように八方美人になる
- バカにされないように外見に気をつかう
- 見捨てられ不安から複数の人をキープする
こうした特徴を持っていることが、モテる理由として考えられます。
- 自分が傷つかない状況をつくる
- 見捨てられ不安を解消する
こうした自分の弱さやトラウマを隠すための行動が結果として、男性を引きつける要因になっているということです。
さらに詳しく「回避依存症の女性」について知りたい方は下の記事からどうぞ。
関連記事:回避依存症の女性はなぜ「美人」なのか?特徴や付き合い方を徹底解説しますこの記事のまとめ
- 回避依存症者の回避行動は、小さな頃のトラウマに原因がある。トラウマによって回避依存症のタイプも変わる
- 回避行動は基本的に無意識なので、恋人を苦しめている自覚がない。自覚がないから、話し合いでは回避依存症は治らない
- 「破局」と「復縁」を交互にくり返す恋愛パターンから逃れるためには、回避依存症者だけでなくあなた自身の変化も求められる
このブログでは回避依存症についての記事をたくさん投稿しています。
ぜひ他の記事もあわせて読んでみてくださいね。
今回は以上となります。
【おすすめ】回避依存症の彼との幸せな関係の作り方Twitter(@psynote__)もやっています!この記事が役に立ったという方はぜひフォローして頂けると嬉しいです。
こんにちは。
質問させてください。
複数人の女性がいる回避依存症の男性は同時に複数の女性を避けていたり、追いかけていたりするのでしょうか?
A・B・C・Dさんと友達以上恋人未満の関係だった場合、AさんとBさんに対して回避が発生して距離を置き、Cさんの事を追いかけている。
Dさんの事は避けてもいないし、追いかけてもいない。
コメントよろしくお願いします。
匿名希望さん
可能性として無くはありませんが、回避依存症の男性が同時に複数の女性を避ける、追いかけるというケースはあまり一般的ではない、というのが質問に対する答えになります。
友達以上恋人未満の関係の場合、その方の回避行動が果たして本当に回避行動なのか、単に浮気性な男性の方なのかを判断するのも難しいため、大変申し訳無いのですが、これ以上踏み込んだ回答はこの場では控えさせて頂きます。
コメントありがとうございました。