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元・回避依存症が教える!回避依存症の恋人への基本的な接し方

元・回避依存症者が解説。回避依存症の人、接し方の基本を教えます。

おそらく私の彼は回避依存症です。ですが、いまいちどう付き合えばいいのか分かりません。基本的に接し方や彼を追い詰めない方法が知りたいです。

この記事ではこんな疑問を解決します。

この記事の内容
  • 回避依存症の恋人と付き合うには、適切な距離感を保つことがカギになる。
  • 相手に過度な愛情や期待を押し付けると、逆に関係が悪化してしまう。
  • 自立した心を持つことで、相手に依存せずに健全な関係を築くことができる。

こんにちは、心理カウンセラーのしん(@psynote__)です。

先日、こんなツイートをしました。

「彼との距離が縮まらない…」
「何をしても、彼が心を開いてくれない…」

回避依存症の恋人との付き合いに悩んでいる方に向けて、適切な距離感と接し方を回避依存症の経験を持つ私が解説します。

無理に近づかず、健全な関係を築くためのヒントをぜひご覧ください。

回避依存症とは?その特徴と理解すべき心の動き

回避依存症という言葉、もしかしたら初めて耳にする方もいるかもしれません。

もしあなたの付き合っている相手が

  • 「急に距離を置く」
  • 「親密になると逃げたがる」

といった行動を繰り返すなら、それは回避依存症の特徴かもしれません。

回避依存症とは、一言で言えば

「人との深い関係を恐れる」心の状態

です。

恋愛や親しい人間関係が進展すると、突然距離を置きたくなる。

これは、彼らが傷つくことを恐れているから。

親密になればなるほど、その恐怖が強まってしまい、結果として相手との距離を保とうとするのです。

ただ、回避依存症の人たちは決して恋人を嫌っているわけではありません。

むしろ、内心では相手と深く繋がりたい、愛されたいという強い欲求を持っています。

しん | 心理カウンセラー
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しかし、その矛盾した心理が、彼らの行動を不安定にしてしまいます。

近づきたいのに逃げてしまう、それが回避依存症の核心だと言えるでしょう。

ここではおさらい程度に留めておくので、回避依存症の特徴についてより詳しく知りたい方は下の記事を参考にして下さい。

関連記事:『回避依存症』って?原因や特徴、タイプごとの性格について。元・回避依存症が徹底解説します

距離感が大切!回避依存症の彼との向き合い方

回避依存症の恋人と付き合ううえで、何よりも大切なのは「距離感」になります。

お互いに無理をせず、ちょうど良い距離を保つことが、関係を安定させる最大のポイント。

焦って距離を詰めすぎたり、過剰に愛情を求めると、かえって相手が逃げ出してしまうのです。

相手のペースを尊重する

回避依存症の人にとって、自分のペースを守ることは非常に重要です。

彼らは親密さが強まると不安を感じ、その不安から距離を取ろうとします。

このようなときに無理に近づこうとするのは逆効果で、焦らず、相手が戻ってくるまで待つ余裕を持つことが大切です。

例えば、相手が一時的に距離を置きたがっている時は、それを受け入れてあげることがポイントです。

「あれ、最近彼から連絡がない…」

と不安になるかもしれませんが、ここで焦って

「何で連絡くれないの?」

と問い詰めるのは禁物。

相手はそれでますます距離を取りたくなってしまいます。

彼が自分のペースで落ち着きを取り戻すまで、あなた自身もゆっくり待つ気持ちが大切です。

自立心を育てて相手とのバランスを保とう

回避依存症の恋人との関係を安定させるためには、距離感だけでなく「自分自身が自立していること」も非常に重要です。

これは、恋人に依存しすぎてしまうと相手にプレッシャーを与えてしまい、結果的に彼らがさらに距離を置く原因になるからでです。

では、具体的にはなにをすれば良いのでしょうか?

自分の生活を充実させる

恋愛は大切ですが、それだけに囚われてしまうと自分自身を見失ってしまいます。

恋人に全てを捧げるような関係ではなく、自分自身の生活も大切にしましょう。

例えば

  • 仕事
  • 趣味
  • 友人との時間

これらを大事にすることで、恋人との関係だけに固執しない心の余裕が生まれます。

しん | 心理カウンセラー
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また、自立している姿勢を見せることで、相手に安心感を与えることができます。

彼があなたに対して感じるプレッシャーが少なくなることで、彼も心地よく関係を続けられるでしょう。

自分を大切にすることで、相手にも余裕を持って接することができるのです。

相手を変えようとしない

もう一つ大切なのは「相手を変えようとしすぎない」ことです。

恋人の回避依存症の行動に対して

「もっとこうしてほしい」
「こんな風に変わってくれれば…」

と期待してしまうことがあるかもしれません。

しかし、その期待を押し付けることは、相手にとって大きなストレスとなります。

相手を変えようとするのではなく、まずは自分自身が自立した存在であることを意識しましょう。

自立していれば、彼が一時的に距離を置いても、自分の生活を楽しむことができ、精神的な安定を保てます。

そうすることで、結果的に関係は安定し長続きしやすくなるのです。

自分を責めない

恋人に依存してしまう自分を責める必要はありません。

なぜなら、恋愛において、相手に頼りたくなるのは誰にでも起こることだからです。

しん | 心理カウンセラー
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特に回避依存症の相手だと、その不安や孤独感が増幅されてしまうのは自然なことです。

けれども、自分が

「弱い」
「相手に依存しすぎている」

と思い込み、責めることはやめましょう。

そうではなく、

「私は今、彼に頼りすぎているけど、それは悪いことじゃない」

という風に、自分の感情を受け入れることが大切です。

その上で、少しずつ自分の時間を大切にし、心の余裕を取り戻していくことを目指していけばいいのです。

柔軟な心で対応する:無理に追わない勇気

また、回避依存症の恋人と長く安定した関係を築くためには「柔軟性を持つこと」が不可欠です。

相手が時折

  • 距離を置こうとする
  • 音信不通になる
  • 急に不機嫌になる

などの行動を取るかもしれませんが、そのような状況に過度に反応せず、柔軟な姿勢で対応することが大切です。

無理に追わない姿勢が大切

回避依存症の人が距離を置きたくなる時、それに対して無理に追いかけようとすることは、逆効果です。

彼らは親密さが増すと恐怖や不安を感じるため、自己防衛として距離を取ってしまいます。

しん | 心理カウンセラー
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とはいえ、これはあなたを嫌っているわけではなく、彼ら自身の心の問題です。

そんな時、無理に連絡を取ったり、追いかけたりするのではなく、相手が自分から戻ってくるのを待つ姿勢が効果的です。

もちろん、すぐに戻ってくるとは限りませんが、あなたが冷静に対応することで、相手も安心感を持つことができます。

焦らず、待つことが時に最も賢い選択です。

相手の反応を冷静に見守る

回避依存症の恋人が突然距離を置いたり、連絡を絶ったりすると不安になりますよね。

ですが、ここで重要なのは冷静さです。

焦って追いかけたり、感情的に反応したりすると、相手はさらに回避行動を強めてしまいます。

「今は彼が少し離れたい時期なんだ」

と割り切り、過度な期待や不安を持たずに見守ることで、関係の落ち着きを取り戻せます。

冷静に相手のペースを尊重しながら、あなた自身も自分の時間を楽しむことで、関係にバランスが生まれます。

回避依存症の彼が嫌がるNG行動とは?

回避依存症の恋人と付き合っていると、どうしても相手の行動や態度に不安を感じ、無意識のうちに相手を追い詰めるような行動を取ってしまうことがあります。

ですが、それが彼をさらに遠ざける原因になっていることも少なくありません。

ここでは、回避依存症の彼が特に嫌がるNG行動について解説します。

避けるべき行動を知っておくだけでも、関係を改善する第一歩になります。

愛情を強要する

「もっと愛してほしい」
「ちゃんと気持ちを伝えて!」

というように「愛情表現を強要すること」は、回避依存症の恋人にとって大きな負担です。

彼らは親密さが増すと不安になり、自然と距離を取ろうとします。

そこで過剰な愛情表現を求めると、彼はさらに逃げたくなってしまうのです。

しん | 心理カウンセラー
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愛情を求めたくなる気持ちはよくわかりますが、彼にとってはその求めがプレッシャーに感じられてしまいます。

彼が自然に愛情を表現した時に、それを受け入れる姿勢を持つことが大切です。

感情的に押し付ける

「どうしてそんなことをするの?」
「私のことを分かってくれないの?」

といった感情的な言葉や態度は、回避依存症の恋人にとって大きなストレスです。

彼らは感情の押し付けに敏感で、相手の強い感情表現を恐れています。

特に、激しい感情や攻撃的な態度を見せると、彼はますます自分の殻に閉じこもってしまうでしょう。

感情的になることは誰にでもありますが、彼との関係を安定させたいなら、一度冷静になり、自分の気持ちを落ち着かせてから話し合うことが大切です。

彼に感情をぶつけるよりも、優しく問いかける姿勢が効果的ですね。

相手の行動をコントロールしようとする

回避依存症の恋人に対して

「もっとこうしてほしい」
「こうするべき」

といった指示や命令を与えることも、彼にとって大きな負担になります。

彼は自分のペースを大切にしているので、相手にコントロールされることを強く嫌がります。

そのため、相手の行動を管理しようとすると、彼はその圧力から逃げ出そうとします。

特に

「毎日連絡してほしい」
「もっと会いたい」

といった要求は、回避依存症の人にとって重荷になります。

あなたが安心したいという気持ちは理解できますが、彼の自由を尊重し、強制的に何かを求めないように心がけましょう。

さらに詳しく「やってはいけないことを」知りたい方へ

さらに具体的なアドバイスをまとめた記事を紹介します。

この記事では、回避依存症の恋人が嫌がる行動や、関係を悪化させてしまうポイントについて、より詳しく解説しています。

  • 相手が心地よく感じるための接し方のコツ
  • 避けるべき会話や言葉の選び方
  • 彼との関係を安定させるための具体的なステップ

回避依存症の恋人との関係をもっと深めたい方は、こちらの記事で「やってはいけないこと」をしっかり学び、彼との関係をより良いものにしてください。

関連記事:回避依存症の彼と上手に付き合うために「やってはいけないこと」完全ガイド

この記事のまとめ

この記事のまとめ
  • 彼に過度な期待をかけず、冷静に相手のペースを尊重することが大切。
  • 相手をコントロールしようとせず、距離を保ちながら見守ること。
  • 健全な関係を築くためには、相手だけでなく自分の時間と心を大切にする。

回避依存症の彼との関係は、時に難しいものです。

しかし、適切な距離感を保ち、あなた自身も自立した心で彼に向き合うことで、二人の関係はより安定し、深まっていくでしょう。

焦らず、ゆっくりと信頼を築いていってくださいね。

【おすすめ】回避依存症の彼との幸せな関係の作り方
しん | 心理カウンセラー
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2 COMMENTS

匿名

こんにちは。
とても参考になりました。
私には回避型の彼女がいます。
私は彼女に“相手の機嫌を伺うような行動”を取ってしまいました。
今、冷静になって考えるとまずかったと思っています。
ここからさらに距離を取られてしまうのでしょうか。
今、何をすればいいでしょうか。
教えて下さい。

返信する
しん|心理カウンセラー

>>匿名さん
コメントありがとうございます。

回避依存症の方との基本的な付き合い方については、ブログ内の別記事にて詳しく解説していますので、ぜひそちらに目を通して頂ければと思います。
更に詳しく回避依存症の女性との付き合い方を学びたい場合は、あわせて下記の記事を参考にして下さい。

https://note.com/psychology_note/n/n2bf52036548a

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