回避依存症の女性は美人が多いと聞きますがなぜですか?回避依存症の女性の特徴についても教えてください。
この記事ではこんな疑問を解決します。
しん | 心理カウンセラー
心理カウンセラー。過去のカウンセリング実績500件以上。毒親育ち。自身の恋愛依存症・回避依存症の経験を活かし、「読者の悩みの根本的な解決」を目指し発信しています。
先日、こんなツイートをしました。
「回避依存症の女性は美人が多い」
今回はこの嘘か本当か分からない情報と回避依存症の女性の特徴について解説します。
回避依存症の女性の特徴を知りたい方、なぜ美人が多いのか気になる方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
回避依存症の女性の特徴とは?
女性の回避依存症の特徴について、男性の回避依存症とは違うポイントを3つピックアップして解説します。
- 特徴①:恋愛相手には同じ回避依存傾向のある男性を選ぶ
- 特徴②:回避依存症の男性よりも恋人に対する期待が強い
- 特徴③:自分の話や意見を言うことを徹底的に拒む
順に解説していきます。
特徴①:恋愛相手には同じ回避依存傾向のある男性を選ぶ
回避依存症の男性の場合、恋人は恋愛依存よりの女性を選ぶ事がほとんどです。
しかし、女性の回避依存症は、
自分と同じ雰囲気を持つ回避依存症の男性を選ぶ傾向にあります。
これは相手も回避依存症であれば、自分の内面に踏み込まれにくいという一種の防衛反応によるものです。
回避依存症同士が付き合うと、付き合い始めのうちはバランスが取れていて、付かず離れずの理想のカップルの様に思えます。
しかし大抵の場合、関係は長続きしません。
なぜなら、いずれどちらか一方が回避依存症ではなく恋愛依存症になるからです。
付き合い始めの頃は余裕があったのに、付き合っていくにつれて彼女のことが気がかりでしかたなくなった、という男性も多いのではないでしょうか。
この時、男性側が恋愛依存になってしまうと関係はすぐに破綻します。
女性の回避依存症者は男性よりも束縛や干渉に弱く、自分の負担となる男性には興味がなくなってしまうのです。
特徴②:回避依存症の男性よりも恋人に対する期待が強い
回避依存症の女性は回避依存症の男性よりも、恋人への期待が強い傾向にあります。
ここでいう期待とは
「この人だったらきっと自分を幸せにしてくれるはず…!」
という可能性や願望です。
回避依存症の女性は一夜限りの遊びではない場合、付き合う相手をかなり慎重に選びます。
その為、好きになった相手に対してはかなり高い期待を抱きます。
しかしこの、回避依存症の女性が抱く恋人への期待の強さは、恋愛においてデメリットにしかなりません。
なぜなら
自分の期待を満たしてくれない=自分が傷つく可能性がある
といった考えにとらわれてしまうからです。
「自分の期待を満たしてくれるか人間かどうか」が全ての判断基準なため、彼氏が自分の希望と異なる行動を少しでも取れば、それが自分に対する裏切りだととらえます。
しかし現実的に言えば、彼氏であろうとなかろうと、0から100まで自分の期待に沿った行動を取ってくれる人間はこの世に存在しません。
回避依存症の女性はいつまでも理想の彼氏を追い続けてしまうために、ひとつの恋愛が長続きせず、短い期間で関係が破綻します。
そして回避依存症の女性も毎回似た恋愛を繰り返してしまう事で「自分のことを分かってくれる人はいない・・・」と孤独感を高めていきます。
特徴③:自分の話や意見を言うことを徹底的に拒む
回避依存症の女性は自分の意見を話したり、自分の内面を人に見せる事が男性の回避依存症よりも更に苦手としています。
自分の意見や内面を見せることで
「人から批判を受けるのでは?」
「人から嫌われてしまうのでは?」
という思いがあるために、表面的な付き合いしかできません。
そのため回避依存症の女性はどうしても人の意見に流されやすく、八方美人や優柔不断にも見られがちです。
また、先ほど「回避依存同士が付き合うとどちらかが恋愛依存になる」と書きました。
この「女性側が自分の話をしたがらない」というのも、男性が恋愛依存傾向をもってしまう理由の一つです。
回避依存の女性が自分の話をするのを拒むことで男性には
「連絡がない間何してたのかな?」
「本当に自分は愛されているんだろうか?」
などの彼女に対する猜疑心が高まり、徐々にお互いの距離感やバランスを失っていきます。
あなたも経験があるのではないでしょうか?
回避依存症の女性と男性の大きな違い
特徴をお話したところで、次に回避依存症の女性と男性の違いについて解説していきます。
回避依存症の女性の特徴といっても、束縛や干渉を嫌ったり、自分の話をしたがらないという点は男性とほぼ変わりありません。
ですが、男性とは大きく異なる点が下の通り二つあります。
ポイント①:束縛や干渉の捉え方が男性よりも過敏
ポイント②:恋人に拒否されたと感じた時の反応
順に解説していきます。
束縛や干渉の捉え方が男性よりも敏感
女性の回避依存は束縛や干渉の捉え方が男性よりも強く、恋人の本当に小さな言動を束縛や干渉と捉えてしまいます。
例えば、女性が同性の友達とどこか遊びに行くとなった時、恋人が何の気なしに
「どこ行くの?」
「何時くらいまで遊ぶの?」
と聞けば、それはもう回避依存症の女性にとって立派な束縛となります。
流石にこうした発言を一回や二回繰り返した所で別れ話にはなりませんが、気持ちが落ち着かなくなった女性は、自分の気持ちが落ち着くまでは恋人には連絡しません。
彼女のこうした行動が、さらに男性の束縛や干渉を強めてしまいます。
また、たとえ友人同士だとしても、根掘り葉掘り自分の事を聞かれたり話したりする事が好きでは無いので回避依存の女性には友人が少ない傾向があります。
恋人に拒否されたと感じた時の反応
回避依存症の男性の場合、恋人に拒否されたと感じると人が変わったように怒ったり、逆にもの凄く優しくなったりと、あの手この手で恋人を取り戻そうとします。
しかし、回避依存症の女性の場合そうした
相手を取り戻そうとする行為
は一切行いません。
「彼氏に拒否された」と感じた回避依存症の女性は、そこで全ての関係を終わらせる決意をします。
当然ですが、男性側からすれば全く理解が追いつかない状況です。
どれだけ連絡をしても返事はもらえず、相手の気持ちが180度変わってしまったかの様に感じられると思います。
回避依存症の女性は男性よりも「自分が傷つく事」や「期待を裏切られる事」に敏感です。
一度こうなってしまうと復縁は難しいのですが、長い年月をかけて復縁できることもあります。
回避依存症の女性はなぜ「美人」が多いのか?
ではここでいったん、記事冒頭の話に戻ります。
まず、回避依存症の女性に美人が多いという明確なデータは存在しません。
ですが私自身、カウンセリングでお話した回避依存症の女性や、過去にお付き合いした回避依存症の女性を思い浮かべた時、美人が多いと感じるのは事実です。
これについては私なりの結論があり、回避依存症の女性に美人が多いのは
「人から否定されることへの恐怖が、結果として自分磨きに繋がっている」
こうした背景があるからではないかと考えています。
もう少し詳しく説明してきますね。
回避依存症の女性が恐れる「他人からの否定」とは
男女限らず、回避依存症の人は「他人から否定されること」を強く恐れます。
一見、サバサバしていたり、自分に自信があるように見える人でもそれは変わりません。
いわゆる「ありのままの自分」を受け入れることができない状態ですね。
また、ありのままの自分を受け入れられないということは「自分の価値が他人の評価で決まる」ということです。
そのため回避依存症の女性は
・ファッション
・メイク
・体型管理
こうした人から直接的に評価される部分を徹底的にみがくことで、自分の価値を高めようと努力します。
つまり、回避依存症の女性が美人と言われるのは
「元々の顔立ちというよりも、努力の結果として美人に見える人が多い」
というのが私が出した結論です。
「回避依存症の女性」と「魔性の女」の違い
回避依存症の女性を語る上で「美人」の他にもう一つ重要なワードがあります。
お気づきの方もいるかもしれませんが、そう「魔性の女」についてです。
回避依存症の女性が「魔性の女」かどうかを解説する前に、回避依存症の女性の特徴を簡単に解説します。
ここでは5つ取り上げます。
・社交的だけど自分の話は絶対にしない
・束縛や干渉を嫌う
・急に恋人との距離をあける
・他の男性とも仲良くする
・恋人の存在を軽く扱う
順に解説していきます。
1.社交的だけど自分の話は絶対にしない
回避依存症の女性は男性よりも社交的な人が多いです。
ですが、いくら社交的だからといって
「自分の悩みを打ち明ける」
「プライベートを細かく話す」
といったことは絶対にしません。
なぜなら「本当の自分を見せると人から嫌われてしまうかもしれないと」考えているからですね。
自分について語ることはしませんが、相手の会話にはきちんと耳を傾け、相手が望む言葉を与えることができます。
そのため、周囲からの評判は極めて高くなります。
良く言えば「控えめで周囲の人のことを考えられる人」、悪くいえば「八方美人の秘密主義」になります。
2.束縛や干渉を嫌う
回避依存症の女性はなんせ「束縛」や「干渉」を嫌います。
「自由でいたい」「人に縛られたくない」という思いが強すぎるあまり
「今日はなにしてた?」
「どこで遊んだの?」
「今度の土日は俺と遊ぼうよ」
といった些細なことでも、一度でも自分が恋人に「コントロール」されているように感じてしまうと、言葉にできない苦しさに襲われます。
恋人からすると全く悪気はないのですが、無意識に彼女のトラウマを刺激してしまっている状態です。
3.急に恋人との距離をあける
回避依存症の女性は「これ以上、彼に近づかれたくない」と感じると、恋人との距離を一気に開けます。
具体的には、急に音信不通になったり、態度が冷たくなったりですね。
あまりにも突然態度が変わってしまうので、付き合っている側からすると「なぜ??」と取り乱してしまうことも少なくありません。
彼女が急に恋人との距離をあけるのは
「これ以上関係が深くなったあとに、裏切られるのが怖い」
という心理があります。
回避依存症であることを自覚している女性は極めて少ないため、「なぜ自分が彼氏と距離を開けたくなるかが分からない」という方も少なくなりません。
前で紹介したように、彼氏側が束縛や干渉をしすぎて距離を開けられることもあります。
4.他の男性とも連絡を取る
回避依存症の女性は、恋人がいても気にせず他の男性と連絡を取ります。
これは「人に対する基本的な信頼感の薄さ」によるものです。
いつ恋人に見捨てられてもいいように
「友達以上恋人未満」
の人を多数キープします。
もちろん彼氏からすれば、彼女が他の異性と交流を取ることについてあまり良い顔はできません。
ですが、これを強く責めれば「束縛」や「干渉」と捉えられ、距離を開けられます。
「自分が傷つかないこと」がなによりの優先事項なので、恋人から責められれば責められるほど、別の男性に心が移っていきます。
5.恋人の存在を軽く扱う
回避依存症の女性は、恋人のことを軽く扱います。
具体的には
「デートのドタキャン」
「急な冷たい態度」
「約束を守らない」
こうしたものですね。
回避依存症の女性がこのように振る舞うのは、一種の試し行為で
「この人は自分から離れていかないだろうか?」
「本当に信用して大丈夫だろうか?」
ということを無意識にテストしてしている状態です。
そして実際にこうした試し行為が原因で恋人が離れていくと
「やっぱりこの人は自分を裏切った」
「自分には合わない人だった」
と自分の行動や考え方を正当化してしまいます。
「恋人に捨てられるかもしれない」といった強い不安感から逃れるために、あらかじめ恋人を遠ざけようとしている状態です。
以上、回避依存症の女性の特徴を簡単に解説しました。
回避依存症の女性は本当に「魔性の女」なのか?
回避依存症の女性の特徴をお話したところで、話を「魔性の女」に戻します。
あなたは「魔性の女」と聞いてどんな人を思い浮かべるでしょうか?
- ミステリアス
- 人に縛られず自由奔放
- 距離の詰めかたと離しかたが絶妙
一般的にはこうした特徴を思い浮かべるのではないかと思います。
なにを考えているか分からず、恋人にも束縛されず、気ままな猫のようにくっついたり離れたりする女性ですね。
確かにこれだけ見ると、回避依存症の女性の特徴と似ているかもしれません。
ですが、私は「回避依存症の女性」と「魔性の女」は全くの別物だと考えています。
「魔性の女」と呼ばれる人が上で紹介したような行動を取れるのは、自分に対する
「確固たる自信の裏付け」
があるからです。
つまり「自分の行動の結果、恋愛が終わったとしても気にしない」ということですね。
一方で回避依存症の女性ですが
- 自分の話をしない
- 束縛や干渉を嫌う
- 恋人と距離をあける
これらは全て、自分に対する自信がないからこその行動です。
そして、回避依存症の女性の場合、
「美人」という要素があることで「魔性の女」と勘違いされている
というのが、私が考える「回避依存症の女性は魔性の女論」の結論になります。
まとめると
魔性の女⇒自信に裏付けされた行動、自分の行動の結果に責任を持つ
回避依存症の女性⇒自分が傷つかないための行動、相手に責任を押し付ける
この違いです。
回避依存症の女性と安定した関係を築くのは難しい
ここからは回避依存症の恋人がいる男性向けに、回避依存症の女性と安定した関係を築く方法を、経験を元に解説します。
はっきり言って、付き合うのはかなり難しいと言えます。
特徴でもお話した通り、回避依存症の女性と付き合うと下のような状況になります。
- 常に他の異性がチラつく
- とつぜん連絡を無視されるようになる
- 甘えてくる時とそうでない時の差に混乱する
急に音信不通になったり、甘えてくる時とそうでない時の差が激しいのは、回避依存症の男性と同じです。
ですが、回避依存症としての特徴は、男性よりも女性の方がより顕著に現れると考えて下さい。
回避依存症の女性と付き合う上で覚えておくべきこと
回避依存症の女性と付き合う上で、一番の問題は
彼女に振り回された結果、恋愛依存症に陥ってしまう
ということです。
特に、これまで普通の恋愛しか経験してこなかった人ほどこの罠にハマります。
あなたがこれまで経験した恋愛では、相手と話し合ったり、時には感情をぶつけ合うことが当たり前ではありませんでしたか?
ですが、回避依存症の女性相手に感情をぶつけたり、責めたりするのは絶対にNGです。
彼女を責めたり、話し合おうとすればするほど彼女はあなたから離れていきます。
たとえ美人だとしても固執しすぎないこと
回避依存症の女性に悩む男性の方は実は少なくありません。
「彼女を忘れることができません・・・」
「どうにかまた連絡を取れるようになりませんか?」
つい先日も、こうしたご相談を頂きました。
具体的な方法の解説の前に、回避依存症の女性と付き合う、もしくは復縁するにあたって大切なことをお伝えします。
それは下の3点です。
- 回避依存症の女性に恋愛テクニックは通用しないこと
- 回避依存症の女性の性格や行動はすぐには変えられないこと
- 一度や二度の失敗でくじけないこと
この3点をしっかり理解していないと、間違いなく今よりも深い傷を心に負うことになります。
そして、更に正直なことをお話すると
諦めて別の女性を好きになったほうが、幸せになれる可能性は高い
これもまた疑いようのない事実です。
ですが、それでも「回避依存症の彼女と、どうしてももう一度やり直したい」という方は下の記事をどうぞ。
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この記事のまとめ
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