
回避依存症の女性は「美人」って本当ですか?なぜ美人が多いのか知りたいです。
この記事ではこんな疑問を解決します。

しん | 心理カウンセラー
心理カウンセラー。過去のカウンセリング実績500件以上。毒親育ち。自身の恋愛依存症・回避依存症の経験を活かし、「読者の悩みの根本的な解決」を目指し発信しています。
先日、こんなツイートをしました。
「回避依存症の女性は美人が多い」
今回はこの嘘か本当か分からない情報について、ツイートの内容を更に深堀りしていきます。
「回避依存症」と「美人」の関係性が知りたい方や、回避の女性を恋人に持つ方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
回避依存症の女性はなぜ「美人」が多いのか?

結論からお話します。
まず、回避依存症の女性に美人が多いという明確なデータは存在しません。
ですが私自身、カウンセリングでお話した回避依存症の女性や、過去にお付き合いした回避依存症の女性を思い浮かべた時、美人が多いと感じるのは事実です。
これについては私なりの結論があり、回避依存症の女性に美人が多いのは
「人から否定されることへの恐怖が、結果として自分磨きに繋がっている」
こうした背景があるからではないかと考えています。
もう少し詳しく説明してきますね。
回避依存症の女性が恐れる「他人からの否定」とは

男女限らず、回避依存症の人は「他人から否定されること」を強く恐れます。
一見、サバサバしていたり、自分に自信があるように見える人でもそれは変わりません。

いわゆる「ありのままの自分」を受け入れることができない状態ですね。
また、ありのままの自分を受け入れられないということは「自分の価値が他人の評価で決まる」ということです。
そのため回避依存症の女性は
・ファッション
・メイク
・体型管理
こうした人から直接的に評価される部分を徹底的にみがくことで、自分の価値を高めようと努力します。
つまり、回避依存症の女性が美人と言われるのは
「元々の顔立ちというよりも、努力の結果として美人に見える人が多い」
というのが私が出した結論です。
「回避依存症の女性」と「魔性の女」の違い

回避依存症の女性を語る上で「美人」の他にもう一つ重要なワードがあります。
お気づきの方もいるかもしれませんが、そう「魔性の女」についてです。
回避依存症の女性が「魔性の女」かどうかを解説する前に、回避依存症の女性の特徴を簡単に解説します。
ここでは5つ取り上げます。
・社交的だけど自分の話は絶対にしない
・束縛や干渉を嫌う
・急に恋人との距離をあける
・他の男性とも仲良くする
・恋人の存在を軽く扱う
順に解説していきます。
1.社交的だけど自分の話は絶対にしない
回避依存症の女性は男性よりも社交的な人が多いです。
ですが、いくら社交的だからといって
「自分の悩みを打ち明ける」
「プライベートを細かく話す」
といったことは絶対にしません。
なぜなら「本当の自分を見せると人から嫌われてしまうかもしれないと」考えているからですね。
自分について語ることはしませんが、相手の会話にはきちんと耳を傾け、相手が望む言葉を与えることができます。
そのため、周囲からの評判は極めて高くなります。
良く言えば「控えめで周囲の人のことを考えられる人」、悪くいえば「八方美人の秘密主義」になります。
2.束縛や干渉を嫌う
回避依存症の女性はなんせ「束縛」や「干渉」を嫌います。
「自由でいたい」「人に縛られたくない」という思いが強すぎるあまり
「今日はなにしてた?」
「どこで遊んだの?」
「今度の土日は俺と遊ぼうよ」
といった些細なことでも、一度でも自分が恋人に「コントロール」されているように感じてしまうと、言葉にできない苦しさに襲われます。
恋人からすると全く悪気はないのですが、無意識に彼女のトラウマを刺激してしまっている状態です。
3.急に恋人との距離をあける
回避依存症の女性は「これ以上、彼に近づかれたくない」と感じると、恋人との距離を一気に開けます。
具体的には、急に音信不通になったり、態度が冷たくなったりですね。
あまりにも突然態度が変わってしまうので、付き合っている側からすると「なぜ??」と取り乱してしまうことも少なくありません。
彼女が急に恋人との距離をあけるのは
「これ以上関係が深くなったあとに、裏切られるのが怖い」
という心理があります。
回避依存症であることを自覚している女性は極めて少ないため、「なぜ自分が彼氏と距離を開けたくなるかが分からない」という方も少なくなりません。

前で紹介したように、彼氏側が束縛や干渉をしすぎて距離を開けられることもあります。
4.他の男性とも連絡を取る
回避依存症の女性は、恋人がいても気にせず他の男性と連絡を取ります。
これは「人に対する基本的な信頼感の薄さ」によるものです。
いつ恋人に見捨てられてもいいように
「友達以上恋人未満」
の人を多数キープします。
もちろん彼氏からすれば、彼女が他の異性と交流を取ることについてあまり良い顔はできません。
ですが、これを強く責めれば「束縛」や「干渉」と捉えられ、距離を開けられます。
「自分が傷つかないこと」がなによりの優先事項なので、恋人から責められれば責められるほど、別の男性に心が移っていきます。
5.恋人の存在を軽く扱う
回避依存症の女性は、恋人のことを軽く扱います。
具体的には
「デートのドタキャン」
「急な冷たい態度」
「約束を守らない」
こうしたものですね。
回避依存症の女性がこのように振る舞うのは、一種の試し行為で
「この人は自分から離れていかないだろうか?」
「本当に信用して大丈夫だろうか?」
ということを無意識にテストしてしている状態です。
そして実際にこうした試し行為が原因で恋人が離れていくと
「やっぱりこの人は自分を裏切った」
「自分には合わない人だった」
と自分の行動や考え方を正当化してしまいます。
「恋人に捨てられるかもしれない」といった強い不安感から逃れるために、あらかじめ恋人を遠ざけようとしている状態です。
以上、回避依存症の女性の特徴を簡単に解説しました。
回避依存症の女性は本当に「魔性の女」なのか?

回避依存症の女性の特徴をお話したところで、話を「魔性の女」に戻します。
あなたは「魔性の女」と聞いてどんな人を思い浮かべるでしょうか?
・ミステリアス
・人に縛られず自由奔放
・距離の詰め方と離し方が絶妙
一般的にはこうした特徴を思い浮かべるのではないかと思います。

なにを考えているか分からず、恋人にも束縛されず、気ままな猫のようにくっついたり離れたりする女性ですね。
確かにこれだけ見ると、回避依存症の女性の特徴と似ているかもしれません。
ですが、私は「回避依存症の女性」と「魔性の女」は全くの別物だと考えています。
「魔性の女」と呼ばれる人が上で紹介したような行動を取れるのは、自分に対する
「確固たる自信の裏付け」
があるからです。
つまり「自分の行動の結果、恋愛が終わったとしても気にしない」ということですね。
一方で回避依存症の女性ですが
・自分の話をしない
・束縛や干渉を嫌う
・恋人と距離をあける
これらは全て、自分に対する自信がないからこその行動です。
そして、回避依存症の女性の場合、
「美人」という要素があることで「魔性の女」と勘違いされている
というのが、私が考える「回避依存症の女性は魔性の女論」の結論になります。
まとめると
魔性の女⇒自信に裏付けされた行動、自分の行動の結果に責任を持つ
回避依存症の女性⇒自分が傷つかないための行動、相手に責任を押し付ける
この違いです。
たとえ美人だとしても固執しすぎないこと

回避依存症の女性に悩む男性の方は実は少なくありません。

「彼女を忘れることができません・・・」
「どうにかまた連絡を取れるようになりませんか?」
つい先日も、こうしたご相談を頂きました。
具体的な方法の解説の前に、回避依存症の女性と付き合う、もしくは復縁するにあたって大切なことをお伝えします。
それは下の3点です。
・回避依存症の女性に恋愛テクニックは通用しないこと
・回避依存症の女性の性格や行動はすぐには変えられないこと
・一度や二度の失敗でくじけないこと
この3点をしっかり理解していないと、間違いなく今よりも深い傷を心に負うことになります。
そして、更に正直なことをお話すると
諦めて別の女性を好きになったほうが、幸せになれる可能性は高い
これもまた疑いようのない事実です。
ですが、それでも「回避依存症の彼女と、どうしてももう一度やり直したい」という方は下の記事をどうぞ。
回避依存症の彼女との幸せな関係の作り方【男性向け解説】
回避依存症の女性との付き合い方や復縁方法、安定した関係を保つ方法を詳しく解説しています。
この記事のまとめ

最後に今回の記事の内容のまとめです。
今回は「回避依存症の女性に美人が多い理由」というテーマで解説しました。
「否定されたくない」という強い思いが結果として自分磨きに繋がる、というのが私の出した結論です。
今回は以上となります。
>>関連記事:回避依存症の女性の特徴とは。男性とは違うポイントを解説します!
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