回避依存症の脱走者タイプについてくわしく知りたいです。またどうして音信不通になるのか、その心理も教えてください。
この記事ではこんな疑問を解決します。
- 脱走者タイプが抱えるトラウマと恋愛観
- 脱走者タイプとの正しい付き合い方
- 音信不通に惑わされない効果的な対応方法
こんちには、心理カウンセラーのしん(@psynote__)です。
この記事では、多数の方から要望をいただいていた『回避依存症:脱走者タイプ』について解説します。
いきなりですが、下の表は「回避依存症:脱走者タイプ」の特徴です。
- 束縛を嫌う
- 小さなことを束縛ととらえる
- そっけない態度をとる
- 未読無視や既読無視をする
- 急に音信不通になる
- キスやハグ、セックスを避ける
- 感情の起伏が少ない
- 話し合いを避ける
- 約束を決めたがらない
- 自分の話をしない
もしあなたの恋人が、これらの特徴に3つ以上当てはまるのであれば「回避依存症:脱走者タイプ」かもしれません。
ぜひ最後までお付き合いください。
回避依存症:脱走者タイプの恋愛特徴について
脱走者タイプの特徴をひとことで言えば
恋人と親密になりたいのに、いざ親密になると離れたくなる人
になるでしょう。
では脱走者タイプの人はなぜ、このような相反した感情を持つのでしょうか?
理由は以下の2つです。
- 恋人に離れていかれるのが怖い
- 恋人に管理されたくない
親密になったあとに恋人を失う恐怖、そして恋人にコントロールされる恐怖。
もっと恋人と仲良くなりたいのに、心の不安が邪魔をして近づけない。
そんな葛藤を処理できなくなると
- キスやハグ、セックスを避ける
- 連絡を無視する
- 急に音信不通になる
こうした回避行動を取るようになります。
脱走者タイプの回避依存症者は心が繊細で、優しい人が多いのが特徴のひとつです。
恋人に不満や文句を言って現状を変えるのではなく、自分の中だけで解決しようとするからこそ、葛藤に苦しみます。
ただし、自身の回避行動で恋人をどれだけ苦しめているかには頭が回りません。
脱走者タイプの「回避行動」の根底にあるもの
ここからは回避行動の「根本的な原因」についてお話します。
この大本の部分を理解していないと、回避依存症者と良い関係は作るのは難しいです。
結論から言ってしまうと、回避行動の要因となるのは
幼少期のトラウマ、つまり「親子関係」
です。
特に脱走者タイプの場合
- 過干渉
- 過保護
こうした「子供を構いすぎる親」に育てられていることがほとんどです。
ではなぜ過干渉や過保護な親に育てられると、脱走者タイプになりやすいのでしょうか。
その答えは
「必要のない愛情を、子供の意志を無視して無理に押しつけているから」
です。
子供の『パーソナルスペース』を無視する親
子供の精神を発達させるためにもっとも大切なのは「自立心」を高めることです。
しかし、過干渉や過保護な親はだまって子供を見守ることができません。
なんでも横から口を出し、目的達成までのレールを引いてしまいます。
するとどうなるか、子供は自分の力でなにかをやり遂げたという「自信」が身につきません。
小さな子供も成長するに連れて
「自分の力でやり遂げたい」
「挑戦したい」
という気持ちを抱くようになります。
しかし、親はなんでも世話をしてあげることが子供のためになると考えている。
つまり、過干渉や過保護な親は
「子供のパーソナルスペース(心の境界線)」
を無視しているのです。
自分が何者にもなれない間にも、親は不要な愛情ばかり押しつけてくる。
- 親に愛情を押しつけられたくない
- 親に干渉されたくない
- 親に管理されたくない
これこそが脱走者タイプが抱えている「トラウマの根幹」です。
自分のやりたいことに挑戦できず、向上心を奪われ、自己肯定感が下がった子供は自分が嫌いになります。
そして、自分で自分を愛せないからこそ、人に認められたい気持ちが人一倍強い。
交際直後、回避依存症者が恋人につよい愛情と執着を見せるのは、こうした心理的な背景があるからです。
回避依存症:脱走者タイプとの正しい付き合い方
結論からお話すると、脱走者タイプとの付きあいでは「ほどよい距離感」を意識することがとても重要です。
つまり、さきほどお話した『パーソナルスペース(心の境界線)』を守るということですね。
そのために、ほどよい距離感を取るための基本的な考え方を5つ紹介します。
- 一方的に愛情を押しつけない
- むやみに愛情を疑わない
- 詮索しすぎない
- 感情的にならない
- 連絡しすぎない
では順に解説していきます。
1. 一方的に愛情を求めない
親に干渉・コントロールされてきた脱走者タイプにとって、必要以上の愛情はいわば「毒」なのです。
たとえば
- くり返しなんども「好き」と伝える
- キスやハグ、セックスをしつこく望む
- 世話をしたがる(掃除や洗濯など)
くり返しになりますが、これらの言動はすべて脱走者タイプの「トラウマ」を思い出させます。
特に「彼の世話をしたがる」は、これまでの恋愛経験から無意識に行ってしまう方も多く、注意が必要です。
どれだけお世話をしても、脱走者タイプが恋人への評価を上げることはまずありません。
私が当事者だからこそ分かるのですが、トラウマを思い出すと、言葉にできない「息苦しさ」に襲われます。
ではどのように愛情を求めるのが正解なのか。
答えは「彼が甘えてきた時にだけ、こちらからもしっかり愛情を求める」です。
必要以上に愛情を伝える必要もありません、少し足りないくらいがちょうどいいのです。
2. むやみに愛情を疑わない
2つ目は「むやみに愛情を疑わない」です。
あなたは彼の機嫌が悪かったり、対応が冷たく感じた時に
- 「私のこと嫌いになった?」
- 「私のこと面倒くさくなった?」
- 「別れたくなった?」
など、不安から彼の愛情を疑ってしまうことはありませんか?
彼の愛情が自分に向いているか、確認したくなる気持ちは大変よくわかります。
しかし、脱走者タイプにとって「自分の感情や気持ち」を口に出すのはとても勇気がいることなのです。
なぜなら、脱走者タイプには自分の感情や気持ちを否定され育ってきた過去があるから。
自分の本音をさらけ出す=否定される
と考える脱走者タイプにとって、愛情を疑われることはこの上ない負担になります。
最後に解説する「恋人の感情に負担を与えない」にそのまま当てはまる行動なので注意してください。
3. 詮索しすぎない
3つ目は「詮索しすぎない」です。
恋人の口数が減り、連絡しても冷たい態度。
こうして不満や不安が高まったときに起こるのが、恋人への「詮索」です。
- 「私といないときはなにしてるの?」
- 「今日はどこで誰と遊んでたの?」
- 「前の彼女さんはどんな人だった?」
- 「なんで別れたの?」
- 「私と付き合おうと思った理由は?」
もうお分かりの通り、今あげた例はすべて恋人の「パーソナルスペース(心の境界線)」を乱す言動です。
脱走者タイプは基本的に人付き合いをさほど好まず、自分ひとりの時間を大切にします。
ひとりの時間を持つことで、心を落ち着かせることができるのです。
もちろん、恋人として相手がなにをしているのか気になってはしまうのは仕方ありません。
ですが、なんでもかんでも根掘り葉掘り聞いてしまう行為は、回避行動の引き金になります。
4. 連絡しすぎない
4つめは「連絡しすぎない」です。
LINEやDM、いつでも手軽に連絡を取れてとても便利ですよね。
ですが、いくら手軽でも脱走者タイプににたくさん連絡を取ってしまうのはNG。
- すぐに返信する(即レス)
- 一度に何十通もメッセージを送る
- 一日中やり取りしようとする
- 返信の催促をする
こうした行動はすべて、回避行動を引き起こす原因になります。
ではなぜ脱走者タイプに連絡しすぎてはいけないのでしょうか。
答えは「連絡には返信がつきもの」だからです。
「たくさん連絡がくるのは嬉しい…けど…」
話したいから話すのではなく、返信することそのものが目的になってしまい、自分の心を落ち着ける時間を持つことができません。
また、恋人から一日中ひっきりなしに連絡がくることで
「自分の生活を全て把握しようとしている」
「自分のやることをいちいち報告したくない」
脱走者タイプのトラウマである「干渉」や「支配」の感情を呼び起こしてしまいます。
連絡は一日一通。スタンプや絵文字を使わず淡々とした文章のほうが、脱走者タイプにとっては案外、心地よかったりします。
5. 感情に負担を与えない
5つ目は「感情に負担を与えない」です。
感情に負担を与えるとはどういうことか。
- 「好きなら連絡くらいするのが普通じゃないの!?」
- 「なんで私の気持ちを分かってくれないの!」
- 「結局ほかの女の子が好きなんでしょ!」
- 「私のことが好きじゃないならもうずっと無視していいよ」
このように、ふたりの関係が不安定になった時に、感情的に自分の気持を押し付けてしまうことです。
「過干渉」や「過保護」な親には「感情的になりやすい」という特徴があります。
このタイプの親は、子供が自分の思う方向から少しでも外れると感情的になり、子供を叱ったり怒鳴りつけます。
そのような環境で育った脱走者タイプは
「自分の感情に負担を与える人が嫌い」
なのです。
またもう一つ、難しい問題として
「なにげない会話の中でも、恋人の感情を揺らしてしまうことがある」
ということです。
自分にはそのつもりがないのに、恋人のトラウマを刺激してしまい、距離を置かれてしまうことも少なくないのです。
こればっかりは、各々が付き合いの中で「なにを言ったらいけないのか」を学んでいくしかありません。
付き合い始めと今、脱走者タイプの態度が変わる理由
ここまで読み、疑問に思った方もいるかもしれません。
おっしゃる通りです。しかし、それも含めて回避依存症の特徴なのです。
回避依存症者の態度が変わる理由については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。
関連記事:『回避依存症』って?原因や特徴・4つのタイプ・改善方法まで【元・回避依存症者が徹底解説します】
脱走者タイプ:音信不通の心理
さてここからは、脱走者タイプの一番の悩みである「音信不通」について、さらに内容を深くほり下げて解説します。
おさらいになりますが、脱走者タイプの回避行動の原因は
- 愛情の押しつけ
- 干渉
- コントロール
から逃れるためです。
以上をふまえた上で、音信不通にいたるまでの心理変化について解説します。
鍵となるのは下の3つです。
- 束縛の息苦しさに耐えられなくなった
- 自分の気持ちをごまかせなくなった
- 愛情を確認したくなった
順に解説していきます。
1. 束縛の息苦しさに耐えられなくなった
1つ目は「束縛の息苦しさに耐えられなくなった」です。
くり返しになりますが、回避依存症者は「束縛」を嫌います。
そして、束縛を嫌うことについて、多くの回避依存症者は「無意識」です。
つまり、束縛されることにモヤッとした感情を抱きつつも、自分でははっきりと束縛が嫌いと理解できていないのです。
そのため、普通の人ならなんでも無いような
- 「今誰といるの?どこにいるの?何してるの?」
- 「もっと連絡したいな」
- 「毎週一回は必ず電話しよ」
一般的な恋愛関係では普通の会話ですら、居心地の悪さを感じてしまいます。
そして、音信不通になってしまう理由の一つが、このなんでもない
「日常的な会話のつみ重ね」
にあります。
なぜ多くの人がこの状態にハマってしまうのか。
それはやはり、付き合いはじめの頃の回避依存症者の態度にあるでしょう。
- 一日中、連絡を取りたがる
- 愛情表現が激しい
- 嫉妬深い
最初はこのような態度だった回避依存症者も、関係性が深まるにつれ息苦しさを感じるようになります。
ですが、回避依存症者の心理の変化に恋人は気がつけません。
「自分は愛されているはず」
「それなのに連絡してくれない」
「なぜ?」
こうした不安から、さらに連絡を取とうろするために、よけいに彼を追い詰め「音信不通」へと駆り立ててしまうのです。
2. 自分の気持ちをごまかせなくなった
2つ目は「自分の気持ちをごまかせなくなった」です。
脱走者タイプは
- 「恋人を信じたい心」
- 「裏切られるかもしれない不安」
この2つの気持ちの間で常に揺れ動いています。
それでも付き合い始めのうちは、恋人を信じたい心が勝ちます。
しかし、付き合いが長くなるにつれて、回避依存症者は恋人が「完璧」でないことを理解します。
ここでいう「完璧」とは「自分(回避依存症者)の欲求を全て満たせてくれる存在かどうか」です。
- 自分の言うことを全て聞いてくれる人
- 自分のことを求めてくれる人
- 自分勝手なことを言わない人
当然ですが、どんなに回避依存症者を愛していたとしても、1から100まで完璧に寄り添うことはできません。
ですが回避依存症者にはそれが許せません。理想のズレは自分への「裏切り」なのです。
そして、この状態が続くことで、恋人に対する「不信感」が生まれます。
「本当は自分のことを馬鹿にしているんじゃないか」
「いつか自分を見捨てるんじゃないか」
一度生まれた不信感は消えることはありません。
しかし、こうした回避依存症者の心理的変化に恋人は気がつけず、さらに仲を深めようとします。
- 「暇なときはずっと話していない」
- 「もっと頻繁にふたりで出かけたい」
- 「キスやハグ、セックスの回数を増やしたい」
回避依存症者もはじめは恋人の願いを受け入れます。
しかし、恋人の願いを聞くということは、それだけ関係が深くなるということ。
最初は冷たい態度を取ったり、連絡頻度を下げることで気持ちをおさえようとします。
だが、それすらできなくなり、自分の心が限界を迎えると「音信不通」によって無理やり関係を切ります。
3. 愛情を確認したくなった
3つ目は「愛情を確認したくなった」です。
「脱走者タイプの原因」で説明したとおり、回避依存症者には「自己肯定感が低い」という特徴があります。
さて、手軽に自己肯定感を満たす方法と聞いて、あなたはどんな方法を考えるでしょうか。
手っ取り早く、自己肯定感を満たす方法は
「恋人に追ってもらう」
ことです。
音信不通になった回避依存症者に対し、あなたはこのような連絡をしたことはありませんか?
- 「一度でいいから返信してほしいな…」
- 「無視されると悲しいな…」
- 「生きてるか心配だから既読だけでもつけて欲しい…」
こうした反応をあなたが取ることで、恋人は
「自分は必要とされているんだ」
と安心感を得ることができます。
くり返しになりますが、回避依存症の人間は自己肯定感が低いために、自分で自分を認めることが出来ません。
だからこそ、恋人に追ってもらう事で自分の価値を確かめようとします。
とはいえこうした愛情確認はとても不健全な方法で、長期的に見て関係を悪化させる原因になります。
音信不通の時こそ冷静な対応を心がける
音信不通の心理を説明したところで、つぎに「音信不通になった時の対応方法」について解説します。
対応方法はここまでの内容の総復習で、それは「脱走者タイプとの正しい付き合い方」の中の
- 連絡しすぎない
- 愛情を疑わない
- 感情に負担を与えない
この3つを意識することです。
そして、この中でも大切なのは「連絡しすぎない」。
恋人が音信不通になった時、あなたはなんとか連絡を取ろうと、恋人に沢山のメッセージを送ったり、なんども電話をかけたりしたのではないでしょうか。
恋人が音信不通になった時、こちらから必要以上に連絡をするのは「逆効果」です。
「連絡をすればするほど恋人の気持ちはあなたから離れていく」と考えてください。
音信不通は「嫌い」のサインではない
音信不通に悩むあなたに強く意識してほしいのは
音信不通はあくまで自分の気持ちを落ち着けるための行動
だということです。
自分の感情を整理するために一時的に距離を置いているだけで、あなたへの愛情が無くなった訳ではありません。
音信不通になった時は無理に連絡を取ろうとせず
と週に一度くらい、ひとこと連絡を入れるだけで大丈夫です。
「連絡をしないと嫌われてしまうんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、安心してください。
相手が回避依存症者であれば、そのままフェードアウトということはほぼありません。
返信が「嫌われたのかと思った」などの発言だった場合、しっかりとそうでない事を否定して下さいね。
恋人の感情に負担をかけず、見捨てていないことが伝われば、自然と関係は元に戻ります。
音信不通の期間はどれくらい待てばいい?
音信不通の期間について悩む方は多いですが、最初に連絡を送るまでの目安として「1ヶ月程度」を目安にして下さい。
この1ヶ月は、相手が自分の気持ちを整理し、安定させるために必要な時間です。
焦らず、相手のペースに合わせることが大切です。
またそれでも連絡が返ってこない場合は、連絡し過ぎの可能性があります。
その場合は、「週に一度」の連絡を「二週に一度」にしたりと、臨機応変に連絡頻度を伸ばす方向に変えていきましょう。
音信不通の間にあなたができること
回避依存症の脱走者タイプと付き合っている限り、恋人の音信不通はさけられません。
とはいえ、いつまでも同じ関係をくり返すのはしんどいですよね。
ここではふたりの関係を良い方向へ発展させるために「音信不通の間にあなたができること」について解説します。
1. 「恋愛依存」を克服する
1つ目は「恋愛依存を克服する」です。
この記事でお話した「脱走者タイプとの正しい付き合い方」を実践するためには
あなた自身が自立していて、恋人に依存しない存在
である必要があります。
「恋愛依存」の状態では、恋人に愛されることだけが
- 幸せ
- 自分の価値
になり、自分の幸せばかりを追い求めてしまいます。
そして行動の結果、回避依存症者の「パーソナルスペース(心の境界線)」に踏み込んでしまい、関係を悪化させます。
恋人への依存を減らすこと、これはそのまま関係の安定につながります。
恋愛依存を克服する方法については、以下の記事でくわしく解説しています。
【おすすめ】恋愛依存症を克服するための5ステップ【恋愛依存の専門家が解説】2. 回避依存症の知識を深める
2つ目は「回避依存症の知識を深める」です。
もちろん、回避依存症の知識を深めたとしても、それだけで関係が改善することはありません。
また相手は人間なので、知識通りにならないこともあるでしょう。
それでも、回避依存症についての知識を深めていれば
- 「あ、今のは彼の気持ちを乱したかな…?」
- 「これは回避行動だな」
- 「今はあえて連絡しないでおこう」
といったように、恋人の行動一つ一つに悩まされずに済みます。
具体的な付き合い方について知りたい方は、まずは下の記事を読んでみてください。
【おすすめ】回避依存症の彼との幸せな関係の作り方【回避依存の専門家が解説】3.誤った情報に騙されない
さいごに、大切なことをお話します。
今ネット上には、こうしたタイトルの有料記事が多く出回っています。
- 『30日で回避依存症の彼を虜にする方法』
- 『回避依存症の彼を簡単に沼らせる方法』
しかし、これまでの何百件ものカウセリング経験、そして私自身の経験から言えるのは
回避依存症の改善は簡単ではない、そして回避依存症が短期間で改善することもあり得ない
ということです。
もちろん、回避依存症者が抱えているトラウマや依存心を利用すれば、一時的に関心を向けてもらうことはできるかもしれません。
ですが、そのような関係は絶対に長続きしません。
一時の不安感から、ふたりの関係を根底から壊すような情報に惑わされないでくださいね。
この記事のまとめ
- 脱走者タイプのトラウマは「愛情の押しつけ」「干渉」「支配」。パーソナルスペースを無視しないことが大切。
- 音信不通はあなたのことが嫌いになったわけではなく、自分の気持ちを落ち着けるための行動。しかし、音信不通の間に恋人の感情に負担をかけると、関係はどんどん悪化する。
- 「恋愛依存」や「共依存」だと関係が悪化しやすい。自覚がある場合は、まずは恋愛依存の克服を優先すること。
今回は「回避依存症:脱走者タイプ」について解説しました。
この記事の内容は、これまでのカウンセリング、そして元・回避依存症者としての経験を踏まえた根拠ある内容です。
ぜひあなたの恋愛の参考にしてくださいね。
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