毒親との和解は必要ナシ!親を許すことであなたに悪影響が出る

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こんにはち、しんです。
毒親育ちで苦しんできました。

先日ぼーっとYahoo!知恵袋を眺めていた所

「毒親を許したい・・・どうすれば許せる様になりますか?」

という質問をしている方を見かけました。
この質問者様と同じように、毒親育ちの方の中には今も親を許せず悩んでいる方がたくさんいると思います。

なので、この記事では「毒親と和解する(許す)必要はない」というテーマでお話ししていきます。

この記事を読むことで


「あなたは親を許すべきか?」
「無理に許そうとして自分を苦しめていないか?」

といった事が見えてくるかと思います。

経験から悟った”親を許す必要はない”という結論

冒頭でお伝えしたとおり、僕自身は”親の事を許す必要は無い”と考えています。

許す事そのものは決して悪いことでは無いのですが、無理に許そうとすることで逆に悪影響が出る場合があるからです。(後ほど詳しく・・・)

理由の説明のために、初めに「許し」の内容を深堀りしつつ、なぜ僕が親を許す必要は無いと考えるのか、順に解説してきます。

なぜ親を許す、許さないで悩んでしまうのか?

親を許すか、許さないべきか。
そもそもこの二択の考えの前提には

「毒親を許すことが今後の自分に取ってプラスになるはず」

といった考え方があるかと思います。
しかし今の僕はこの考え方に少し疑問を持っています。

毒親を「許す」とはどういう事なのか

毒親について書かれた名著『毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)』から引用すると、許すというのは2つの要素から成り立っていると書かれています。

  • 親への復讐を諦める
  • 親のこれまでの罪(行動、発言)を免除する

この2つの内、僕は前者の「親への復讐を諦める」については積極的に行うべきだと考えています。

「子供の頃傷ついた分、親に仕返ししてやろう」

という気持ちは毒親への執着心となり、親から離れたいはずのに離れられないというジレンマを生んでしまうからです。

また親への仕返しは「親がこうなってほしい」「親にこう思ってほしい」という期待の現れでもあります。子供の頃、あなたにも親の期待に応えるために頑張り、裏切られといった経験があったのではないでしょうか。

毒親への仕返しはこの「期待と裏切り」を繰り返してしまうので、無意識に過去のトラウマを思い出すことに繋がります。毒親への仕返しについては以下の記事で詳しく書いています。

toxic-parents-revenge毒親への仕返しは意味がないと思う【自分が傷つくだけ】

あなたは何も悪くない

一方「親のこれまでの行動を免除する」についてははどうでしょうか。あなたが子供時代に経験した親からの理不尽な要求や暴力をあなたが一人飲み込み、手放しに許すという事です。

考えるだけでも苦しいですよね。ここで大切なのは、「毒親に傷つけられた責任」はあなたか親のどちらかにしかないということです。

当然言うまでもなく責任は親にあります。毒親育ちが原因で、これまであなたが行き辛い人生を歩んできたのも全て親の責任です。
親のこれまでの罪を免除してしまうと、親ではなくあなたがその責任を追うことになってしまいます。

無理に親を許そうとすると自分が苦しむ

僕は親を許したと言っている人で、真に毒親から逃れられている人を見たことがありません。
もちろん中にはそういう方もいるとは思うのですが、大抵の方が「親を許したと思い込んでいる」状態に見えるのです。

「許す」という行為はあなたの怒りを心に閉じ込める事では決してありません。
心に閉じ込めた怒りは消えること無く、精神障害や依存症という別の形になってあなたを苦しめます。

また心の中の怒りは毒親の連鎖を生む原因にもなります。

体験談
僕自身、20歳そこそこの頃は親を許したと思い込んでいました。「親も大変だったのだろう」と自分を納得させましたが、生きづらさは何も変わらず、結果的にうつ病やアルコール依存を発症しました。

なぜ親を許そうと考えてしまうのか

これまで憎んでいた親を許そうと考える人の多くは、その前に何らかの外的要因の変化があります。
例えば一人暮らしや結婚や出産、また自分の年齢が親の年齢に達したとかですね。

「ひとり立ちしたし親を許そう」
「自分の子供のためにも過去は無かったことにしよう」

こうした思いを持つことは特別不思議なことではありません。しかし、この考えはある意味現実からの逃げとも捉えることが出来ます。

なぜなら、大人になって自分の過去をありのままに受け止めるのはとてつもなく苦痛が伴うからです。

親を許すことで、無意識のうちに自身の子供時代の傷ついた過去を正当化ないしは諦め、必死に心の負担を減らそうとします。

毒親育ちでない人からの心無い言葉

また、毒親育ちでない人の発言も、親を許すという行為を後押ししてしまいます。
「親は大切にするもの」という考えが世の中に根付いているので、毒親育ちの言うことが彼らにとっては「甘え」の様に見えてしまうのです。

「親御さんだってあなたを苦労して育てたんだから」
「過去の事を気にしたってどうにもならない」

こうした発言ですね。
またYahoo!知恵袋の話を持ち出して申し訳ないのですが、毒親の相談に対しては回答者が辛辣なことを言うケースが大変多く見られます。

誰にも相談できず、仮に相談できても否定されてしまうことから

全て自分が悪い⇒親を許そう

という思考が生まれてしまうのかなと考えています。

毒親の行動が伴って初めて許す・許さないの選択が出てくる

そもそも僕たち毒親育ちは、親を許すべきか許さないべきかについて悩む必要はありません。

「許し」とは、許される側の人間がそれに値するなんらかの具体的な行動を取った時にはじめて適切なことと言えるのではないか
毒になる親 一生苦しむ子供 -スーザン・フォワード

親が自分の過去の行いを全面的に認め、あなたの人生を狂わせてしまって申し訳なく思っていると謝罪したとき、初めてここで許すか許さないの話が出てくるのだと思います。

それまでは考えること自体がおかしいとまでは言いませんが、無理に結論付ける必要は無いのかなと思います。

毒親から開放されるためには

毒親を許さなくても、毒親から離れて心身ともに健康になる方法はあります。

僕はそのために、毒親に対する怒りを悲しみに変える事がとても大切だと思っています。
下の記事にて詳しく書いているのでよければ参考にしてください。

toxic-parents-anger【毒親】親への”怒り”を悲しみに変える事が大切だと思う

結論:その時が来るまでは毒親を許さなくて良い

長くなったので最後にもう一度結論です。

親を無理に許し和解しようするとと結果的に自分が傷ついてしまうので、無理して親を許す必要はありません。
親から真に反省の言葉が出てくるまでは、許す許さないは考えなくて良いとのかなと思います。

というわけで、今回は「毒親との和解は必要ない」というテーマでお話しました。
少しでも今後の参考になれば嬉しいです。

ではでは。

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