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毒親への仕返しは意味がないと思う【自分が傷つくだけ】

toxic-parents-revenge

こんな人に読んで欲しい
  • 毒親育ちの人
  • いつか毒親に仕返ししてやりたい!と考えている人
  • 毒親に仕返しすると気持ちが落ち込む人

こんにちは、しんです。

毒親について書いている中で、「毒親に仕返しを!」「仕返ししたい方必見!」みたいな記事が目に止まります。

僕自身、昔は親に対し、「一生かけてでも絶対何らかの仕返しをしてやる」と考えていましたが、今では

「それは結果的に自分が傷つくだけだ」

と確信を持っています。

なので、今回は「毒親への仕返しは意味が無い」というテーマで書いていきます。

僕が毒親への仕返しに否定的な理由

結論から言うと、「仕返し」という行為自体が、毒親から精神的に独立出来ていない、何よりの証明だからです。

つまり、大人になって身体は成長していても、心は親に縛られたままの状態。
たとえ遠い離れた場所で暮らしていたとしても、親との関係は、子供時代となにも変わっていないという事です。

毒親について書かれている、「不幸にする親」では、毒親との結びつきを断ち切るために必要な要素として、「精神的に家を出る」事への重要性が書かれています。

「精神的に家を出る」というのは、コントロールばかりする親や、傷ついた過去の出来事、家で演じなければならなかった役割などとの、非生産的で傷つく結びつきから、感情的に離れるということです。
不幸になる親-ダン・ニューハース

「仕返ししてやる!」という考えは、「非生産的で傷つく結びつきから、感情的に離れる」とは真逆の考え方です。

なんなら、離れるどころか自分から飛び込んでいっています。

そしてこの文章はこう続きます。

それにより、あなたは自分の新しい側面を発見し、長い間コントロールされていたために分からなくなっていた個性を回復する事ができます。
不幸になる親-ダン・ニューハース

この言葉にもある通り、毒親から真に解放されるためには

個性を回復=本来の自分を取り戻す必要があります。

本来の自分を取り戻す方法については別記事で紹介するとして、ここではもう少し具体的に親への仕返しについて説明します。

よくある毒親への仕返し

Yahoo!知恵袋や毒親で悩まれている方のブログを読んでいると、下の様な仕返しをされている方が多い様です。

  • 無視する
  • 冷たく接する
  • 罵倒する

年老いて弱る親に仕返しをする事はさほど難しい事ではありません。

肉体的にも精神的にも僕たちが子供の頃感じていた脅威はありません。
当然、頭の回転も老化に伴い落ちるので、昔の様に詭弁で丸め込まれる事もほぼ無いと思います。

上にあげた様な仕返しをする事で、気分はその一瞬、スカッとするかもしれません。

僕も過去、上に挙げた様な仕返しを親にした事がありました。

でも心に残ったのは

「言ってやったぞ!」

といった気持ちではなく、「イライラ」や「虚無感」だけでした。

なぜ毒親育ちは親に仕返しをしたくなってしまうのか?

当時の気持ちを思い出し、理由を3つ考えてみました。

  1. 謝らせたい
  2. 主導権を握りたい
  3. 過去の行いを悔いさせたい

毒親に仕返しをしたいと考える人の多くが、恐らくこれと近い事を考えているのではないでしょうか。

過去自分を苦しめた親を、今度はこちらが苦しめてやろうと考えるのは、割と自然な流れだと思います。

しかし、謝らせたいにしろ、過去の行いを悔いさせたいにしろ、それはあなたから親への

  • 期待
  • 願望

以外の何者でもありません。

僕たちにとっては悲しい事ですが、毒親が過去の行動を振り返り、自分が子供に行ってきた事を理解する可能性はほぼ0です。
というか、内省ができる親であれば最初から毒親になんてなりません。

むしろあなたが親に仕返しをする事で、「年老いた親になんて事を・・・」と被害者ぶる親も中にはいるかもしれません。

仕返しという行為は、毒親に期待し、裏切られを繰り返す行為です。

こちらが主導権を握っている様に見えて、実際、主導権を握っているのは変わらず親です。

期待すれば裏切られを繰り返す事で、僕が感じた様な「虚無感」や「イライラ」といった負の感情は、仕返しを行う度、あなたに蓄積されていきます。

未来を見据えた毒親への仕返し

また毒親への仕返しを調べている中で、下の様な仕返しをしている方も中にはいました。

  • 完全に断絶する
  • 孫を見せない

この二つの仕返しに関しては、「親を苦しめてやる!」という気持ちで行っているのではなく

自分のため
子供(親からすれば孫)を毒親から守る為

であれば、それは仕返しでは無く、自分の幸せを守るための行動なのだと思います。

毒親への仕返しを諦めて期待を捨てることが大切

僕は毒親のテンプレの様な家で育ち、これまたテンプレの様にアルコール依存や慢性的な抑うつを抱えていましたが、今はその症状は殆どありません。

そのきっかけとなったのが、下の3つを諦めたことでした。

  • 親に期待する事
  • 親から認められる事
  • 親の理解を得る事

これら全てを捨てることで、毒親からの支配が徐々に薄れます。
支配が薄れれば、少しずつ自分が本当にやりたかった事もできる様になります。

「自分の人生を自分で決めている」

という実感を持つことで、自分の人生に目が向き、親への仕返しの気持ちは急激に薄れていきます。

この記事のまとめ

まとめ
  • 毒親へ仕返ししても傷つくのは自分だけ
  • 毒親への仕返しは「期待」と「裏切り」の連鎖だから
  • 毒親への期待を捨てる事が未来に繋がる

ここでは僕の経験を基に、毒親への仕返しの無意味さについて書きました。

毒親へのアプローチの仕方には決められた正解がありません。

また、親の性格や特徴はその家ごとに様々なので、この記事の内容が正解というつもりは毛頭ありません。

ただこう言った考えもあるよと、毒親に仕返しを考えている方の一つの参考になれば嬉しいです。