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毒親育ちが「結婚したくない」と思う理由について考えた

毒親-結婚したくない!理由を解説

毒親育ちが「結婚したくない」と考えるのは普通ですか?でも周りに毒親育ちでも結婚しているひともいるし…。結婚したくないと思う理由について知りたいです。

この記事ではこんな疑問を解決します。

本記事の内容
  • 毒親育ちが「結婚したくない」と考えるのはごく自然
  • 恋人が毒親を理解してくれない可能性を受け入れる
  • 人の気持は変わる。結婚する、しないを最初から決める必要はない
  • しん@心理カウンセラー
    しん@心理カウンセラー

    この記事はこれまで私がカウンセラーとして得た知見、加えて自身の毒親育ちの経験を元に深く解説していきます。

    こんにちは、心理カウンセラーのしん(@psynote__)です。

    先日、こんなツイートをしました。

    結論からお話すると「結婚したくない」と考える毒親育ちの方はかなり多いです。

    この記事では毒親育ちが「結婚したくない」と考える理由と、恋人は毒親を理解できるのか?というテーマで解説していきます。

    毒親育ちで結婚に悩んでいる方、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。

    なぜ毒親育ちは「結婚したくない」と思うのか?

    まず、毒親育ちが「結婚したくない」という考えを持つ理由を5つ解説します。

    具体的には以下の通りです。

    • 「結婚」に対し明るい未来を想像できない
    • 親が結婚を反対する&邪魔をしてくる
    • 親と同じ「毒親」になるのが怖い
    • 「幸せ」な状態に恐怖を感じる
    • そもそもひとりで生きていくだけで精一杯

    まずは順に解説していきます。

    理由1:「結婚」に対し明るい未来を想像できない

    毒親育ちにとって家庭は「地獄」そのものです。

    一般的に家は「安心できる場所」や「心の拠り所」と言われています。

    ですが毒親育ちの子どもにとっては

    「暴言や暴力を受ける場所」
    「管理される場所」
    「自分の意見が許されない場所」

    このようにに「家=自分を不幸にする場所」です。

    また

  • 暴力を受ける
  • 暴言で自尊心を傷つけられる
  • つよい干渉を受ける
  • 両親のケンカや言い争いを仲裁する
  • 両親の世話をさせられる
  • このような環境で育った子どもは「結婚」や「家族」というものに一切の希望を抱かなくなります。

    毒親育ちにとって「家庭」は救いのない場所でしかなく、自分を傷つける環境としか考えられなくなります。

    特に不仲の両親の相手をしていて方で、子供ながらに「なぜ結婚したんだろう?」と考えていた方は多いのではないでしょうか。

    ある程度の年齢にになると、あなたに余計なお節介を焼く人も現れるでしょう。

    「結婚は良いものだよ!」
    「その歳でまだ独身なの?」
    「人は子どもをもって一人前だよ」

    ですが、こうした意見は全てスルーして構いません。

    なぜなら、あなたがどれだけ「親」や「家族」に傷つけれらたかを、赤の他人は想像できないからです。

    「過去をありのまま受け止めてくれる人」
    「100%あなたの味方をしてくれる人」

    が見つかるまでは、無理に結婚を考える必要はありません。

    しん | 心理カウンセラー
    しん | 心理カウンセラー

    カウンセリングの際「私には結婚は無理です…」と言っていた方でも、本当に信頼できる人が見つかれば自然と結婚していきます。

    理由2:親が結婚を反対する&邪魔をしてくる

    毒親育ちが結婚をしたくないと思う2つ目の理由は「親が結婚を反対する&邪魔をする」です。

    しん | 心理カウンセラー
    しん | 心理カウンセラー

    親が結婚を反対してくるのが分かりきっているからこそ、結婚に前向きになれないという方も多いのではないでしょうか?

    子どもの結婚に反対するのは、特に過干渉タイプの毒親によく見られる特徴です。

    このタイプの毒親は、子どもの結婚をあの手この手で阻止しようとします。

    結婚を反対する理由は色々で

    ・容姿が悪い
    ・家柄が良くない
    ・収入・学歴が見合わない

    とこのように、色々と「あなたのためを思って言っている」フリをします。

    ですが、親のこうした言葉の裏にあるのは

    「子どもが自分から離れていくことに耐えられない」

    という感情です。

    毒親の中でも特に母親は「親というアイデンティティ」を失うことに耐えられません。

    子どもが自立したり、自分と違う価値観を持つことが自分への裏切りのように感じてしまうのです。

    しん | 心理カウンセラー
    しん | 心理カウンセラー

    あなたが思春期の頃、母親はあなたのファッションや恋愛を否定したのではないでしょうか?

    またこの手の親の場合、仮に結婚できたとしても親からの干渉が止むことはないでしょう。

    自分だけでなく配偶者や義家族にまで迷惑がかかることを考えると、結婚に前向きになれないのも当然です。

    ただ、ここで一つ注意しないといけないのは結婚に関して

    「これを言ったら親はどう思うだろう…」
    「もし機嫌を損ねてしまったらどうしよう…」
    「親が悲しむかもしれない…」

    もしあなたがこのように考え、自分の意見を親に通せないのであれば、それは親のコントロールが今でも続いている証です。

    自分らしく生きるためにも、毒親を心から締め出す必要があります。

    毒親はなぜ子どもに「罪悪感」を与えるのか?その歪んだ心理と対策を解説します。

    理由3:親と同じ「毒親」になるのが怖い

    毒親に育てられた子供は毒親になると言われています。

    つまり「毒親の連鎖」ですね。

    しん | 心理カウンセラー
    しん | 心理カウンセラー

    カウンセラーとして沢山の毒親育ちとお話をしてきましたが、「毒親の連鎖」が存在するのは間違いなく事実です。

    ただ一点付け加えると「毒親に育てられた人が全員毒親になるわけではない」ということです。

    自分の中にある毒を認識して、親と対決したり、毒を吐き出すことが出来た人は毒親にはなりません。

    毒親育ちで毒親になりやすい人の特徴としては以下の通りです。

    「毒親を正当化してしまった人」
    「毒親を許したと思い込んでしまった人」
    「今もまだ毒親への期待を捨てていない人」

    過去の親の言動を「きっと親も大変だったんだ…!」と正当化したり、「いつか親も変わって愛情深くなるはず」と考えている人は危険です。

    自分が子どもの頃、親に満たしてもらえなかった感情を取り戻すために、子どもを利用するようになるからです。

    自分の親が毒親だと分かっていれば、毒親にはならないのでは…?

    と思う方もいるかもしれませんね。

    ですが、「子供には自分と同じ思いをさせたくない」という強い気持ちが、「過干渉」や「過保護」となり、結果、子供を苦しめることもあるのです。

    「結婚」イコール「子供」ではありませんが、こうした負のループを断ち切るために「結婚をしたくない」と考える方も一定数いるのではないでしょうか。

    毒親をやめたい方必見。毒親の原因になる過去のトラウマを理解する【3つのポイント】

    理由4:「幸せ」な状態に恐怖を感じる

    3つ目の理由は「幸せになることに恐怖を感じる」です。

    毒親の気分一つで幸せを取り上げられて育った子どもは

    幸せ=不確かなもの

    と考えるようになります。

    そのため、恋愛の関係で幸せな状況がしばらく続くと

    「いつかこの幸せも終わるのでは?」
    「どうせいつかは裏切られてしまうのでは?」
    「幸せが消える前に自分から立ち去るべきでは?」

    などと、恐怖心から自分で幸せを壊したり、人を遠ざけるような行動を取ってしまいます。

    しん | 心理カウンセラー
    しん | 心理カウンセラー

    小さなことで恋人を強く責めたてたり、悪いところを無理に探して、恋人と別れる理由を見つけようとします。

    厄介なのは、この手の行動は「無意識」に行われているケースが多いということです。

    無意識の行動のために、いざ恋人が離れていくと

    「やっぱりあの人は自分を裏切ろうとしていたんだ」

    と納得してしまい、余計に自分を幸せから遠ざけていきます。

    自分から幸せを遠ざけていたとしても、心のなかには「満たされたい」という強い欲求があります。

    そのため、刹那的な恋愛を重ねてしまい「セックス依存」に陥ることも珍しくありません。

    理由5:そもそもひとりで生きていくだけで精一杯

    5つ目の理由は「そもそもひとりで生きているだけで精一杯」です。

    毒親からの暴力や暴言によって

  • うつ病
  • アルコール・薬物依存症
  • 不安障害
  • 対人恐怖
  • などを抱えている方は少なくありません。

    しん | 心理カウンセラー
    しん | 心理カウンセラー

    毒親サバイバーである私も10代後半から20代の中頃まで「うつ病」や「アルコール依存」に苦しんでいました。

    このように問題を抱えている方の場合

    「自分ひとりすら幸せにできていないのに、結婚なんてできるわけがない」

    という思いが強いため、結婚など到底考えらる状況にありません。

    また病気が原因で働けていなかったり、自立していない自分を悲観的に捉えてしまい、「人生そのもの」に前向きな気持ちが持てないことも理由の一つです。

    恋人であっても毒親を理解もらえる可能性は低い

    毒親育ちが結婚するにあたって絶対に知っておく必要があるのは、仮にパートナーとなる人物であっても

    「毒親を理解してもらえる可能性は低い」

    ということです。

    重要な点なので、少し深堀りして解説していきますね。

    「人の想像力には限界がある」ということを受け入れる

    恋人に対して、毒親育ちであることを隠す必要はありません。

    これまでの境遇を話せば、恋人はあなたを心配したり、励ましてくれたりと、精一杯あなたの心に寄り添おうとしてくれるはずです。

    ですが、恋人がどれだけあなたのことを気にかけてくれたとしても

    「自分の気持ちを完璧に理解してくれている」
    「毒親がどういう親なのかを100%理解してくれている」

    とは考えないほうが良いでしょう。

    なぜなら、普通の家庭で育った人には「毒親」を頭では理解できても、その実情まで想像することはできないからです。

    しん | 心理カウンセラー
    しん | 心理カウンセラー

    普通の人にとって親は「信頼できる存在」です。いくら毒親について考えてみた所で、当の本人の苦しみまでは想像することができません。

    かといって、ここれで恋人を責めるのはお門違いです。

    まず大前提として、人は自分が経験したことがない事については想像できません。

    信頼できる恋人でも、毒親を理解してもらえるとは限らないことを頭のスミに置いておきましょう。

    「分かって欲しい」と思い過ぎないことが大切

    恋人に毒親を理解してもらえなかったとしても、自分がこれまで育ってきた環境や、苦しかった思いを告白することは自体は悪いことではありません。

    その一方で

    恋人だとしても、毒親の話は最低限に留めたほうが良い

    というのも、また一つの事実です。

    「経験していないことは想像できない」とお話した通り、毒親エピソードを聞かされること自体が恋人にとって負担になる可能性があるからです。

    どんなに恋人が優しくても、その優しさに甘え過ぎてしまうと

    「自分じゃ助けてあげられない…」
    「親の文句を聞かされるのに疲れた…」
    「早く仲直りして欲しい…」

    と恋人に無力感を与えてしまうかもしれません。

    また、恋人に「この人なら毒親を理解してくれるかも」と期待しすぎると、相手から思ったような反応が得られなかった時に

    「結局この人も自分のことを分かってくれないんだ…」

    と感じてしまうでしょう。

    恋人に毒親の話をする時は、無理に過去を理解してもらおうとせず

    今の自分がなにに苦しんでいるか

    つまり過去ではなく「現在の問題」について理解してもらうことをオススメします。

    なぜ毒親は理解されないのか?【理解されるという思い込みを捨てる】

    毒親育ちだからといって「結婚しない」と決めなくても良い

    ここまで、毒親育ちが結婚したくないと思う理由と、毒親への理解について解説しました。

    毒親育ちの読者の方の中には「自分はもうなにがあっても結婚しない!」と決めている方もいるかもしれません。

    ですが、未来は誰にも分かりません。

    しん | 心理カウンセラー
    しん | 心理カウンセラー

    カウンセリングでも「絶対に結婚しない!」という方の思いを紐解いてみると、それが「毒親への反抗」であることも珍しくないからです。

    今結婚をしたくないと考えていても、自分を取り巻く環境が変われば、気持ちが変わることもあります。

    大切なのは、あなたの人生はあなたが選んでいいということ。

    自分で自分の可能性を閉じてしまわないように、あらゆる可能性を信じて生きていきましょう。

    一つの考えに固執する必要は全くありません。

    この記事のまとめ

    この記事のポイント!
    • 毒親育ちが「結婚したくない」と考えるのはごく自然
    • 恋人が毒親を理解してくれない可能性を受け入れる
    • 人の気持は変わる。結婚する、しないを最初から決める必要はない

    記事の中でもお話しましたが、結婚する、しないを最初から決めてしまうのはもったいないです。

    そもそも、「この記事を読んでいる=毒親について調べている」ということ自体、あなたの親が出来なかったことです。

    そんなあなたが育ってきた家庭と、あなたがこれから作る家庭は絶対に同じにはなりません。

    毒親の記事は他にもたくさん書いているので、ぜひ読んでみてくださいね。

    毒親育ちが「子どもはいらない」と思う理由について

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