毒親をやめたい方必見。毒親の負の連鎖を断ち切るための克服方法を解説【毒親育ちが語る】

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しん

こんな人に読んで欲しい

  • 毒親育ちだけど毒親になんてなりたくない
  • 子供への毒親行為をやめたい
  • 毒親の負の連鎖を自分で断ち切りたい
こんにはち、しんです。
毒親育ちで長年苦しんできました。

先日、大手メディアの「毒親を克服する方法!」や「毒親にならないためには?」といったコラムを読みましたが内容がいまいち的を射て無いというか・・・。

「これ毒親育ちじゃない人が想像で書いてるんだろうなあ」というのが正直な感想でした。

現在、僕は親ではありませんが、毒親育ちとして自分もいつか「毒親になってしまうのでは?」と不安感や危機感を感じる事があります。
当ブログに来られる方の中にも「毒親 やめたい」で検索されている方が一定数いるので、今回は「毒親をやめるには?」というテーマで解説します。

予めお断りを入れておくと、この記事を読んで反感を感じてしまう人ほど現在の「毒親度」が高いと思います。

補足
この記事は毒親に育てられた人が毒親をやめる(回避する)ための記事になります。
毒親に育てられずとも毒親になってしまう人もいますが、どちらかといえば少数派なので今回は割愛します。

毒親とは?

念のために毒親について解説します。毒親とはアメリカのセラピスト、スーザン・フォワードが自身の著書「毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)」にて取り上げた言葉で、一言で言えば「不健全な形で子供をコントロールする事で、子供の人生に害を与える親」のことです。

毒親の特徴とタイプについてはこちらの記事をどうぞ。

toxic-parents-feature毒親とは?毒親の特徴8つを徹底解説【完全版】

あなたが毒親になってしまう理由はあなたの過去にある

毒親に育てられた子供は毒親になる。こういった言葉を聞いた事があるでしょうか?

この事を「毒親の負の連鎖」と表現したりしますが

「あれだけ毒親を嫌っていたはずなのに、今子供に親と同じ事をしてしまっている」

という方は正しく毒親の負の連鎖にハマっています。
毒親に育てられた子供が成長した後、毒親になってしまう大きな理由は下の3つです。

  • 子供時代に複数のトラウマを経験している
  • 子育てが自身の子供時代のトラウマを思い出させる
  • 子供をコントロールすることによって、自分の価値を見出し安心感を得ている

順に解説していきます。

将来毒親になってしまう子供時代の環境とは?

あなたの子供時代、下の4つに当てはまる事はありませんでしたか?
どれか一つというよりも、複数当てはまる事が多いかもしれません。

  1. 離婚や死別によって親を失う
  2. 虐待を受ける(身体的だけでなく言葉や態度も含む)
  3. 危機的状況におかれる(貧困や病気、兄弟姉妹の死)
  4. 慢性的なストレス(親が精神疾患、アルコール依存。子供が親の世話をする)

こうした状況に置かれた時、誰にも助けてもらえず育った子供は、人や世の中への信頼感を失います。
外部の大人が「お母さんは君の事を思ってやっている」「親に感謝しなければいけない」など余計な事を伝えれば、尚更孤独感を感じるでしょう。

こうした子供は成長の中で下の様な問題を抱えます。

  • いつも不安感がつきまとう
  • 常に完璧であろうとする
  • 自分に価値を感じられなくなる
  • 抑うつ感が高まる

こうした問題が成長と共に表面的には見えなくなり、一見明るく見える人もいれば、それを引きずったま成長する人も今ます。
僕は後者でしたがここで重要なのは、どちらにしても成長後も心の中にははっきりと「満たされない感情」が残ったままだということです。

子育ては自分のトラウマとの戦いの連続

成長と共に隠れた子供時代のトラウマが、ふと顔を出すのはどんな時でしょうか?
答えは下の3つです。

  • ストレスを受けた時
  • 新しい状況に直面した時
  • 子供時代を追体験する状況になった時

これら3つを全て兼ね備えているのが子育てです。
大好きなはずの子供との関係が、自分の潜在的なトラウマを嫌でもほじくり返します。

子供時代のトラウマは大人になって潜在的な恐怖心になる

毒親になる人の多くは、下の5つの様な恐怖を心の奥底に抱えています。

  • 何かしらの欠陥があると思われる
  • 自分に力がないと感じる(またはそう見られる)
  • 人から認められていないと感じる
  • 非難や攻撃を受ける
  • 感情のコントロールを失う

毒親に顕著な特徴として、自分の恐怖心や弱みに対し正反対の行動を取る事で誤魔化すといった行動があります。親が何か間違った時に逆に子供を恥じ入らせたりする言動を取るのもこの恐怖心からですね。

もし今あなたが子供に対し、何らかの毒親的行為を行っているのであれば、それはあなたの恐怖心や弱さの裏返しという事です。

毒親はこうした子供時代の「満たされなかった感情」や「弱かった自分」を絶対に認められません。
子供時代の感情をありのままに受け止める強さがなく、現実から目を逸らす事でこれまで生きてきたからです。

子供をコントロールする事で自分の潜在的なトラウマや弱さから逃げています。また、同時に子供をコントロールすることで、自身の価値を見出したり安心感を得ています。

子供を支配してしまう原因は子供ではなくあなた自身にある

ここまでは、毒親育ちが毒親になってしまう理由について解説しました。ここら先は「毒親の連鎖」を断ち切るための話です。

「毒親 やめたい」で検索されている人は既にここまでの内容で自分の問題に気がつかれているかもしれません。

毒親の「負の連鎖」をあなたが断ち切る

「負の連鎖」を断ち切るためのポイントは下の3つです。

  • 子供は親の所有物では無い
  • 子供をコントロールできない状態はあって当たり前
  • 辛い子供時代と向き合い、全て受け入れてくれる人に話す

子供は親の所有物では無い

子供は親の所有物ではないと考えられるかどうかは、負の連鎖を断ち切る上で重要です。

毒親は、子供が無条件に親を敬って感謝すると思いがちですがそうではありません。

心が健康な親なら「感謝とは、子供から”されるかもしれない”ものであって、子供”しなくてはならない”ものではない」という事が理解できる
不幸にする親-ダン・ニューハース

子供からの感謝は親が努力する事で初めて得られるもので、子供に強制するものではありません。しかし、毒親に育てられた子供はこう考えられません。

「親からの愛情を得る為には親の喜ぶ事をするしかない。」子供時代、こうして生きてきた親は、子供が親のために努力する事を当たり前と考えます。

しかし、子供は1人の人間です。あなたを喜ばせたり、あなたを満たすために生まれてきたのではありません。

子供をコントロールできない状態はあって当たり前

あなたがもし、子供をコントロールできない状態が許せないとするならそれは先ほど解説した通り、あなた自身が恐怖心に耐える心を持っていない事が原因です。
子供をスケープゴートにすることでしか自身の弱さを隠せないため、子供に依存しきっている状態です。

子供をコントロール出来なくてもあなたの価値は落ちません。まして誰もあなたの事を責めたり、低く見る事もありません。
子供との健全な関係を築けば子供も自然な形であなたを敬います。

親として必要な時に必要な分だけコントロールし、あとは子供を尊重してください。

辛い子供時代と向き合い、全て受け入れてくれる人に話す

毒親をやめたいのであれば、自分の辛かった子供時代をありのまま受け入れる必要があります。

1人で受け止め1人で納得できるのであればそれに越した事はありませんが、難しいのであれば伴侶や恋人に話すのが良いと思います。
それでもためらいがあるのであれば、カウンセラーなどを利用するのも賢い選択だと思います。

あなたが自分の弱さを人に見せたとしても、それであなたの価値が落ち込む事は一切ありません。

「自分の感情を直視し、自分の限界を認めることは、自分を癒すことにもなる」
不幸にする親-ダン・ニューハース

一生子供をコントロールしようとすれば

  • 本当の自分を子供に見せられない
  • 子供に対しての警戒心が無くならない
  • 子供と自然な形で関わり合えない

など、あなたにも子供にも悪影響しか残りません。そしてそんな事はあなた自身望んでいないと思います。

自分が傷つきたくないが為に子供を犠牲にするのはもうやめませんか?あなたの代でどうか毒親の負の連鎖を断ち切ってください。

この記事のまとめ

まとめ
  • 毒親はそのままだと連鎖する
  • 子育ては自身の子供時代のトラウマを思い出させる
  • 負の連鎖を断ち切るためには子供時代と向き合う

これを書いている僕自身、100%毒親にならない自信があるかと聞かれれば答えはノーです。
ただ、自分が「毒親」であることに気がつけているかどうかは、負の連鎖を断ち切る上ではかなり重要になるのかなと思いました。

今回は以上です。
ではでは。