こんにちは、しんです。

「恋人が回避依存症かもしれない」
「恋人の回避行動に振り回されるのがつかれた」
「回避依存症の治し方を知りたい」
この記事ではこんな疑問を解決します。
先日、こんなツイートをしました。
ツイートに答えを書いてしまっているんですが、回避依存症を治してもらうのは難しいです。
・・・でもがっかりしないで下さいね。
恋人の回避依存症を完璧に治すことはできなくても、幸せな関係をつくることは十分に可能です。
なので、今回は「回避依存症」と「治す」について解説してきます。
もくじ
回避依存症を「治す」というのは難しい

繰り返しになりますが、回避依存症を完璧に治してもらうのは難しいです。
そもそも「治す」ってどういう状態のことを言うのでしょうか?
「治す」を辞書で調べてみるとこのように書かれています。
「治す」は、間違った状態や具合の悪い状態などを本来あるべき姿にしたり、好ましい状態にしたりすること~
Goo辞書(治す)
ですが、恋人である回避依存症の当人は自分のことを
とは考えていません!
なのであなたがいくら「恋人に治してもらおう!」と考えても、それはうまくいきません。
では、「治す」と似た言葉である「癒やす」を辞書で調べてみます。
「癒やす」は、病気や傷をよくしたり、苦しみ、悩みなどをなくしたりすることである。
Goo辞書(癒やす)
回避依存症の人が胸の内を明かすことは少ないですが、多くの場合、人に言えない生きづらさや苦しみを抱えて過ごしています。
もうなんとなく僕のいいたいことが伝わっているかもしれませんが、回避依存症の恋人と良い関係を築きたいのであれば
この考え方を前提として、恋人との付き合い方を考えていく必要があります。
恋人の回避依存症を治したい(癒やしたい)【まずは原因を知ること】

あなたが恋人の回避依存症を治したいと考えるのであれば、まずは恋人の回避行動の心理とその原因を知ることが大切です。
回避依存症の原因となった出来事を知ることで
などが分かるほか、相手がどんな心理で行動しているのかが理解できると、自分と恋人の状態を客観視することができます。
回避依存症の原因はちいさな頃の親との関係

回避依存症の原因は大きく分けて2つあります。
大きく分けてと書きましたが、理由の9割以上は「両親とのかかわり合い」にあります。
では両親とのかかわり合いにて、どんな関係が問題だったのかを見ていきます。
過保護や過干渉な親のもとで育った子供は、人に干渉されたり、コントロールされることに対し敏感になります。
また一貫性のない態度で接された子供は「愛情とはいつ壊れてもおかしくない不確かなもの」と学びます。
回避依存症の人が、恋人との距離が近くなると音信不通になったり、相手をコントロールしようと威圧的に命令したりするのは
なのです。
回避依存症にはいくつかのタイプがありますが、全てのタイプに共通して言えるのは「自己肯定感」が限りなく低いというこです。
素の自分を認められず、自分で自分のことを愛することができないので、恋人に回避行動を取り自分の弱さから目をそむけます。
無理に過去と向き合わせても逃げるだけ

回避依存症の原因は両親との関係にあって、恋人が回避行動を取るのは過去のトラウマから逃げるためとお話しました。
つまり、「回避依存症」を恋人に治させようとするのは
ということになります。
でもこれはやっぱり難しいですし、やるべきではありません。
恋人に無理に過去と向き合わせようすれば、恋人は「過去と向き合わず逃げる」と「あなたと一緒にいること」を天秤にかけ、間違いなく前者を選びます。
過去の辛い思いを無意識に避けるために回避行動を取っているのに、トラウマを思い出させてくる人と一緒にいたいとは思いません。
恋人の「自己肯定感」を高めて、回避行動を抑えていく

回避依存症の恋人に回避行動を止めてもらうには、「治す」ではなく「癒やす」に目を向けることだと冒頭でお伝えしました。
実はこれ、言うのは簡単ですが、実際に行うとなるとすごく難しいです。
というのは、回避依存症の人と付き合っている多くの人は
つまり回避依存症の恋人を癒やすための「基礎」を知らない状態なのです。
知らないだけならともかく、間違った付き合い方を続けて関係を悪化させている方も大勢います。

「もしかして私もそうかも・・・」
と思った方はこちら「回避依存症の恋人との幸せな関係の作り方【完全版】」を読んでみて下さい。
これまでの恋人との関係が嘘のように改善していくはずです。
自分って回避依存症なのかも?

ここまでの内容は、「回避依存症の恋人に悩む人」向けの内容でした。
ここからは「もしかしたら自分は回避依存症かも?」という方に向けてお話します。
まず結論から。
あなたが自分のことを「回避依存症」だと自覚したのであれば、今後は出来る限り回避依存症の特徴を抑えていく努力をすべきです。
回避依存症のままでは、今と同じ「お互いを痛めつける恋愛」を最後まで繰り返してしまいます。
回避依存症の改善は簡単ではありませんが、まず最初の一歩は
ということを自覚することから初めましょう。
思考パターンはいくつかあるので、ここでは3つ紹介します。

カウンセラーとして活動してい私自身も、年に1、2度は無意識に回避行動を取ってしまいそうになる時があります。
相手から離れたいと思ってしまう、自分を客観視する
もしあなたが、好きだったはずの恋人と離れたくなった時は、一旦立ち止まって考えて下さい。
こうした行動を取って逃げるのは簡単ですが、その前になぜ「自分はこうした気持ちになるのか?」を自問自答してみて下さい。
この作業は自分の過去と向き合う作業なので、一度や二度では上手くいかないと思います。
ですが、あなた自身、本当は恋人を必要としています。
一度好きになった人をあやふやな気持ちで手放すことをまずは止めましょう。
恋人を批判したくなる気持ちを抑える
回避依存症のあなたは、恋愛初期のラブラブ期間が終わると、次第に恋人の嫌なところが目についてしまうと思います。
嫌なところが目に付けばつくほど、あなたは無意識に恋人から離れたくなるでしょう。
ですが、自分の内面と向き合わず
と離れても、結局のところ、あなたはまた別の異性で同じことを繰り返すだけです。
もしかすると、あなたは心のどこかで
と考えているかもしれませんが、それは幻想です。
あなたが自分の内面と向き合い、恋人を批判する思考を捨てない限り「運命の人」は現れません。
今の恋人もあなたのことを信頼していること、自分のために色々考えてくれていること、こうした恋人の気持ちに対して感謝の心を持つようにしましょう。
メンタルが安定した人を身近に置く
回避依存症を改善させる方法のひとつに「メンタルが安定した人と積極的に交流する」という方法があります。
つまり、人と安定した交友関係を築ける人、お手本となる人と接することで自分の考えを見直していく方法ですね。
これは恋人関係でなく、同性の知人でも構いません。
回避依存症の人は、どうしてもその性格の特性から
こうした状態を作りがちですが、メンタルが安定した人と交流することで
ということが少しづつ分かってくる。
敵ばかりだと思っていた他人が実はそうではないことに気が付き、安定した人との関係が自己肯定感を徐々に高めてくれます。
まとめ

最後に今回の記事の内容のまとめです。
今回は回避依存症の治し方というテーマで解説しました。
冒頭でもお話したとおり、回避依存症の恋人に回避依存症を治してもらうというのは難しいです。
回避依存症は病気ではなく、あくまでこれまでの人生の中で学んだ特性や思考パターンです。
なので、恋人に対するこちらの付き合い方を変えていくことで、徐々に相手の思考や行動を変えていくことができます。
今、恋人に悩まされているあなたも、正しい付き合い方を続けていけば絶対に幸せな関係を築くことが出来るので、諦めないで下さいね。
今回は以上となります。