回避依存症の彼との別れを決意しました。もう二度と関わらないことを前提に「正しい縁の切り方」を教えて下さい。
この記事ではこんな疑問を解決します。
- 別れを決めたら、感情を揺らさないためにシンプルに伝えることが重要
- 回避依存症の恋人との縁を切るためには、徹底的に連絡を断つことが不可欠
- 環境を整え、依存から離れるための新しいルーチンを取り入れることで前に進む
こんちには、心理カウンセラーのしん(@psynote__)です。
先日、こんなツイートをしました。
回避依存症の恋人との関係を終わらせたいと感じたら、シンプルかつ徹底的な方法が必要です。
本記事では、縁を切るための具体的なステップと、依存から抜け出すためのポイントを解説します。
別れをシンプルに伝えることが成功のカギ
別れを決意しても、いざ相手にその気持ちを伝えるのは難しいものです。
特に回避依存症の恋人の場合、あなたが感情的になってしまうと、相手がそれを利用して再び関係に引き戻す可能性があるからです。
だからこそ、別れを伝える際はシンプルで明確にすることが大切です。
感情的にならずに別れを伝えるコツ
別れを告げる際に気をつけるべきことは、感情に流されないことです。
相手とのこれまでの感情的なやり取りを思い出すと、どうしても
「最後までちゃんと話をしないと」
と思いがちです。
しかし、ここで感情に流されてしまうと、別れの意思が揺らいでしまうことがあります。
まずは「短く、シンプル」に伝えることを意識してください。
相手を基準にするのではなく
というメッセージを一貫して伝えることが重要です。
ここで詳細な説明をする必要はありません。
複雑な理由や感情を長々と説明するほど、相手に対して
という期待を持たせることになります。
さらに重要なのは、曖昧さを残さないことです。
たとえば
「少し考える時間が欲しい」
というような言い方は避けて下さい。
これでは、相手に可能性を残してしまい、依存のループから抜け出せなくなってしまいます。
別れを成功させるには「連絡の遮断」が必須
回避依存症の恋人との別れは、簡単なことではありません。
何度も別れを決意しても、気づけばまた元の関係に戻ってしまう。この繰り返しに疲れている人も多いはずです。
依存の関係は、意志だけではなかなか断ち切ることができません。
それほど、回避依存症の人との恋愛関係は人を強く引き寄せる力を持っています。
しかし、もしあなたが本気で相手との別れを決断したのなら
「相手との連絡を徹底的に断つこと」
が何よりも大切になります。
完全に連絡を断つためにあなたがやるべきこと
依存の関係から抜け出すためには、まずは一切の連絡を断つことが必要不可欠です。
先ほどもお伝えした通り、これは、意志の力で何とかできるものではありません。
相手に依存している状態では、別れを決意しても感情的に揺らぐことが多く、つい連絡してしまう衝動に駆られるからです。
ですので、まずは自分を守るためにも、物理的に連絡を取れない環境を整えることが必要です。
- 携帯電話の連絡先
- メール
- LINE
- SNS
これら、考えられる全ての手段をブロックします。
相手からの連絡を受け取らないことはもちろん、自分がつい連絡してしまうリスクも防ぐためです。
SNSのアカウントを一時的に非公開にしたり、相手をフォローから外すことで、相手の近況が目に入らないようにすることも大切です。
また、別れた直後は通知をオフにしておくことも有効です。
スマホに通知が来るだけでも気になり、気持ちが揺らいでしまうからです。
自分を守るためにも、できる限りスマホを見ないように工夫することが大切です。
環境を変えて依存から抜け出すための方法
回避依存症の恋人と別れる際、感情的な面だけでなく、物理的な環境を変えることも非常に重要です。
なぜなら、身の回りにあるものや生活習慣が依存を助長する要因になっていることも多いからです。
別れを決意した後は「環境を整えること」も、依存から抜け出すために大切になります。
思い出を整理して、新しい自分を作る方法
まず最初に、二人の関係を象徴する思い出の品を整理することが重要です。
恋人との思い出は、あなたの感情を揺さぶる引き金となり、依存を引き戻す原因になります。
たとえ相手と連絡を断ったとしても、目の前に思い出の写真やプレゼントがあると、その影響から逃れることが難しくなってしまうからです。
この作業は、物理的に相手との繋がりを断ち切るだけでなく、心理的にも大きな変化をもたらします。
この作業そのものが、過去の関係を見つめ直し、自分自身の未来に目を向けるための準備になるからです。
新しいルーチンで気持ちをリセットする
環境を変えるもう一つのステップは、新しい日常のルーチンを作ることです。
依存から抜け出すには、日々の生活における「空白を埋めること」が大切です。
特に、これまで恋人と過ごしていた時間や場所に代わる「新しい活動」や「習慣」を取り入れることで、自然と相手を思い出す時間が減っていきます。
日常生活の中で新たなルーチンを作ることは、感情的な回復とともに、依存からの脱却を後押しします。
それでも心の揺れは避けられない
別れを決断し、連絡を断ち、環境を整えた後でも、心が揺れることは避けられません。
回避依存症の恋人との関係は、激しい感情の波が伴うため、その後も必ず強い感情が押し寄せてきます。
そこで、別れた後には心を安定させるための準備が必要です。
このステップをしっかり踏むことで、依存に引き戻されることなく、自分自身を取り戻すことができます。
別れた後の気持ちを落ち着かせる方法
別れた直後は
- 寂しさ
- 不安
- 後悔
これらの感情が必ず湧き上がります。
これらの感情は一時的なものですが、何もしないでいるとそのままに押しつぶされてしまうことがあります。
だからこそ、感情を整理し、落ち着ける方法を準備しておくことが重要です。
信頼できる人に頼る
別れた後は
- 友人
- 家族
- カウンセラー
など信頼できる人に話を聞いてもらうことが非常に有効です。
一人で抱え込むと、感情の波に呑まれやすくなりますが、他者と話すことで冷静な視点を取り戻せます。
周囲の人のサポートが、あなたの感情を落ち着かせ、依存から解放される手助けをしてくれます。
新しい目標や目指すものを見つける:
別れの後は、自分自身のために新しい目標を設定することも重要です。
例えば
- 仕事
- 趣味
- 勉強
など、未来に向かって進むための具体的な計画を立ててみましょう。
これにより、過去の関係に対する思考を減らし、自分の人生に対して前向きなエネルギーを注げるようになります。
- 別れをシンプルに、感情的なやり取りを避けることが成功の鍵。
- 徹底的に連絡を断ち、相手との依存関係を断ち切ることが最も効果的。
- 自分を守るために、環境を整え、新しい生活のリズムを作ること。
回避依存症の恋人と縁を切ることは難しいかもしれませんが、その先には新しい未来が待っています。
自分自身を大切にし、過去に囚われず、新たな一歩を踏み出しましょう。
Twitter(@psynote__)もやっています!この記事が役に立ったという方はぜひフォローして頂けると嬉しいです。
回避依存の方と別れたものです。1ヶ月ほど付き合い、その後突如振られて、しばらくすると体だけの関係を暗に求められました。一度応じてしまったのですが、これは沼にハマると思い、好きな気持ちはありましたが、離れました。連絡が来ないので、次の相手を見つけたのかなと思っていたら、自分の親友と、曖昧な関係を持っていることが最近発覚。自分は離れてよかったと思う一方、自分の親友は私より上手くやれてるのかと思うと何故か悲しくなります。でもこちらのブログで、結婚とかを考えるとやはり別れてよかったと思いました。