「回避依存症の恋人と破局と復縁を繰り返している」
「何度も関係を終わらせようとしているのに離れられない」
「あいまいな関係をから抜け出して、新しい恋愛がしたい」
この記事ではこんな疑問を解決します。
しん | 心理カウンセラー
心理カウンセラー。過去のカウンセリング実績500件以上。毒親育ち。自身の恋愛依存症・回避依存症の経験を活かし、「読者の悩みの根本的な解決」を目指し発信しています。
こんちには、心理カウンセラーのしん(@psynote__)です。
先日、こんなツイートをしました。
回避依存症の恋人と長年付き合っている方の多くが、恋人との「破局と復縁のループ」を経験しているのではないでしょうか?
この記事では破局と復縁のループから抜け出し
「今の関係から抜け出して新しい恋愛に向き合いたい」
という方に向けて「回避依存症の恋人との正しい別れ方」について、詳しく解説していきます。
本気で離れたいなら、一切の可能性を捨てる
結論からお話すると、回避依存症の恋人と別れる決心をしたならば
一切連絡が取れない状態に身を置くこと
あまりシンプルですが、まずはこれが大前提です。
メール、LINE、SNS、考えられる全ての連絡先を遮断し、こちらからも恋人側からも絶対に連絡を取れないようにします。
ポイントとなるのは
こちらからの連絡だけでなく、相手からの連絡も徹底的に遮断する
ということです。
この方法には2つのメリットがあります。
- 自分で決断したことなので気持ちに区切りが付けやすい
- 後悔してもどうにもならない(時間が経つと自分を客観視出来るようになる)
ひとつ注意点を挙げるとするならば、この方法は恋人が近くに住んでいたり、日常的に顔を合わせる環境の場合は使えません。
不毛な「別れ」と「復縁」を繰り返していませんか?
回避依存症の恋人と付き合ってきたあなたは、これまで恋人の音信不通や浮気、モラハラなどに散々苦しめられてきたのではないでしょうか?
いくどとなく恋人との別れを試みるものの、いつのまにか元のさやに収まっている。
なぜこの「破局」と「復縁」のループから離れられないのでしょう?
「破局」と「復縁」を繰り返してしまう理由
破局と復縁を繰り返してしまう理由は、両者とも付き合い始め、復縁したての状態を「幸せのピーク」と捉え、その状態に依存してしまっているからです。
付き合い始めや復縁したての頃、あなたは恋人にこのようなことを言われたことはないでしょうか?
- 「ずっと一緒にいたい」
- 「こんなに人を好きになったことはない」
- 「自分から離れることは絶対にない」
こうした言葉を恋人から受け取ることで、あなたの心には
「愛されている」
「大事にされている」
こうした感情が芽生え、次第にこれが普通の状態だと考えるようになります。
しかし、この状態は長続きしません。
恋人からの愛情表現は日増しに減り、不安になったあなたは恋人との距離を縮めようとします。
ですが、そうした行動を取ればとるほど、逆に恋人との距離はどんどん広がり、音信不通、別れへと繋がっていきます。
そしてしばし別れの時間を過ごした後に、回避依存症の恋人はそれを見透かすように再びあなたを取り戻そうと甘い言葉を投げかけます。
ここで、二人の関係は初めに戻り、またわずかな幸せな時間を過ごします。
「別れたい」を一時的な気の迷いにしない
長期に渡って破局と復縁の負のループを繰り返しているカップルの多くは
「別れたい」
「もう終わりにしたい」
と考えつつも、必ずどこかに可能性を残す別れ方をします。
なぜなら、本心では別れたくないと考えているからです。
相手の音信不通や浮気がなくなり、付き合い始めのような関係が続くのであればずっと付き合いたいと考えていると思います。
ただし残念ながら、お互いの関係が「依存」である内は絶対にそう上手くはいきません。
この理由についてはこちらの記事が参考になると思います。
回避依存症の恋人の本命になるには?たった一つの方法連絡手段を残すと、小さな希望にすがってしまう
回避依存症の恋人との恋愛関係は、愛情というよりもむしろ
- 自分が求められている
- 必要とされている
こうしたお互いの「依存心」で成り立っていることが殆どです。
「自分たちはそうじゃない…!」と否定される方も多いのですがこれは事実です。
互いを必要としあっている満足感や高揚感が忘れられず
「彼も反省してくれてるし、過去の行動を謝ってくれている」
「前回の失敗もあるし、今度こそ上手くやれる」
と、前回の失敗を良いように捉え、終わりのない恋愛(依存)にハマっていきます。
ここで冒頭のお話に戻るのですが、この負のループから抜け出すためにも
「こちらからも恋人側からも絶対に連絡を取れない状態」
を作ることが重要になります。
単純で強引なやり方なように感じる方もいるかもしれません。
しかし、意思の力で連絡を控えようと思ってもいても、そのうち耐えられなくなり連絡をしてしまうのが依存なのです。
回避依存症の人との付き合いは簡単ではない
これは私が過去に回避依存症だったからこその意見になるのですが、基本的に回避依存症の人との恋愛は上手くいきません。
短期で終わるか、あいまいな関係を続けるかは別として
実はお互いの心は全く近づいていない
という状況に、付き合っている間は気が付けないのです。
回避依存症の人の物事の考え方や捉え方は良く言えば独特、悪く言えば理解不能です。
あなたが良かれと思っている行動が、回避依存症の人にとって大きな負担になっていることも少なくありません。
恋人から「離れる」という決断はとても勇気がいる
回避依存症の恋人との恋愛は、例えるならばジェットコースターで
幸福と不安が交互に目まぐるしく移り変わる関係
だといえるでしょう。
恋人が好きなのか、それともジェットコースターのような関係に依存しているのか。
付き合いが長くなるにつれて、自分がどちらの立場にいるのかすらあいまいになります。
お酒やタバコと同じように、人は依存したものを自分から手放すことが苦手です。
一時的にとは言え、自分に幸せを与えてくれた人を、自分の手で捨てるのはとても勇気がいることです。
ですがその勇気を持たない限り、この先も関係が変わることはありません。
この記事のまとめ
最後に今回の記事の内容をまとめます。
今回は「回避依存症の恋人との正しい別れ方」について解説しました。
今回は少し乱暴な方法を紹介しましたが、実際のところ、意志の力で相手への感情を押し込むのは非常に難しいといえます。
今回は以上となります。
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回避依存の方と別れたものです。1ヶ月ほど付き合い、その後突如振られて、しばらくすると体だけの関係を暗に求められました。一度応じてしまったのですが、これは沼にハマると思い、好きな気持ちはありましたが、離れました。連絡が来ないので、次の相手を見つけたのかなと思っていたら、自分の親友と、曖昧な関係を持っていることが最近発覚。自分は離れてよかったと思う一方、自分の親友は私より上手くやれてるのかと思うと何故か悲しくなります。でもこちらのブログで、結婚とかを考えるとやはり別れてよかったと思いました。