
恋愛依存をやめたいと思っているけど、どう行動したらいいのか分からない。恋愛依存をやめる具体的な方法が知りたい。
この記事ではこんな疑問を解決します。
・恋愛依存をやめるには「付き合う人」を選ぶ
・安定したメンタルの人が身近にいるとどうなるか
・あなたの環境はあなたが選べる、ということ
先日、こんなツイートをしました。
今回はこのツイートを深堀りしていきます。
サクッと読める内容なので、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
恋愛依存をやめるには「誰と付き合うか」が大切

結論からお話します。
もしあなたが今「恋愛依存をやめたい」と考えているのであれば
「あなたを大切にしてくれる人とだけ付き合う」
この考えを意識する必要があります。
「あなたを大切にしてくれる人」の範囲は恋人に限らず、親や友人、あなたに関わる人全てに当てはまります。
ではなぜ
「あなたを大切にしてくれる人」
が恋愛依存をやめるにあたって大切なのでしょうか?
詳しく解説していきます。
なぜ「あなたを大切にしてくれる人」が重要なのか?

あなたを大切にしてくれる人が重要なのは
大切にされることで、あなたの価値や自信を高めてくれる
このような理由からです。
恋愛依存の人の多くは「自分は価値のある人間だ」と考えることができません。
つまり
「自己否定感」
「自己無価値感」
こうした悪感情を抱えながら生きているということです。
後ほど詳しく解説しますが、恋愛依存の人は無意識に自分と似た人、つまり恋愛依存やメンタルに問題を抱えている人を「友人」や「恋人」に選ぶ傾向があります。

これ自体がダメという訳ではないのですが、お互いに「価値」や「自信」を与えあう関係になるのは難しいです。
恋愛依存ではない、メンタルが安定している人に共通しているのは
・一人の人間として尊敬してもらえている実感がある
・素の自分を出しても嫌われないと感じている
・「自分の価値は人に決められるものでない」と考えている
こうした考え方です。
ではなぜ、メンタルが安定している人がこのように考えられるのでしょうか?
答えは
大切にしてもらえる環境にいたから
あまりにシンプルですが、これがほぼ全ての答えです。
「自信」や「自己肯定感」は身につけようと思って身についたのではなく、いつも大切にしてもらえる環境があったからこそ、自然に身についたのです。

自分を傷つける人と一緒にいても、あなたの「自信」や「自己肯定感」は下がるばかりで、恋愛依存をより強めてしまいます。
繰り返しになりますが「恋愛依存をやめたい」と考えるのであれば、まずは自分を大切にしてくれる人と付き合う意思を持つことが大切です。
あなたが彼氏に依存してしまう本当の理由

彼氏に依存してまう原因の多くはあなたの「小さな頃の親子関係」にあります。
もう少し具体的にお話すると
・精神的、肉体的暴力
・過保護や過干渉
・ネグレクト(育児放棄)
・無関心
・アルコール依存
こうした親に育てられることで、恋愛依存は引き起こされます。
ではなぜこうした親に育てられると恋愛依存症になりやすいのでしょうか?
答えは下の3つです。
1.親からの愛情を感じられず「愛情不足」になる
2.「自己肯定感」が育まれずに成長してしまう
3.自己犠牲の考え方が身についてしまう
そもそもの愛情不足や、親からの否定による自己肯定感の喪失。
また、親との不健全な関係を恋人で再現してまうのも、恋愛依存の原因です。
まとめると、小さな頃に「親に満たしてもらえなかった欲求」をいつまでも恋人に求めてしまうということですね。
恋愛依存症の原因については下の記事で詳しく解説しています。
恋愛依存症の原因は親にあり!【子ども時代のトラウマが関係】彼氏もあなたに依存しようとしている【共依存】

さきほど、恋愛依存の人は自分に対する自信のなさから、無意識に自分と似た人を恋人や友人に選ぶ傾向がある、とお話しました。
ですが友人関係ならまだしも、恋人に「自分と似た人」を選んでも上手くいくことはほとんどありません。
なぜなら
恋人もまた自分のことを大切にできていない
からです。
お互いに自分の「親に満たしてもらえなかった欲求」を恋人で埋めようとするので、どうしても自分中心の行動や考え方になり、徐々に関係が悪化していきます。
少し厳しい言い方になってしまいますが、自分のことを大切にできない人は、恋人のことも大切にはできません。

一見すると恋人を大切にしているように見えますが、結局は自分を満たすためにやっていることです。
それでもこうしたカップルがお互いに離れようとしないのは
「この人は自分を満たしてくれた」
と感じた経験があるからです。
一時的にとはいえ、心が満たされたように感じてしまうと、その気持ちをバッサリ切り捨てるのは難しくなります。
「根拠のない不安」をなくすことの大切さ

恋愛依存の人すべてに共通する思考として
「根拠のない不安」
があります。
この根拠のない不安を感じてしまう原因は
「自己無価値感」
「自己否定感」
こうした「自己肯定感の低さ」にあります。
ではなぜ「自己肯定感」を持っていないと「根拠のない不安」を感じてしまうのでしょうか?
ここでは「ある日突然、恋人からの連絡がなくなった」という例を元に解説していきます。
恋愛依存症の人は「自分中心の考え方」になる
まず恋愛依存症の人の場合、下のような行動を取ります。
・返信がくるまで連絡をし続ける
・自分のことが嫌いになったのか問い詰める
・「嫌いなら別れる」などの試し行動を取る
こうした行動について、身に覚えがある方もいるのではないかと思います。
「嫌われたかもしれない」という「根拠のない不安」を解消したいと思うあまり、自分の気持ちだけが優先されている状態です。
自己肯定感の高い人は「相手中心の考え方」になる
では逆に「自己肯定感」がある人はこのような場合に、どう考えるのでしょうか?
・「忙しいのかもしれない」と考える
・恋人のことは忘れ、自分のことに集中する
・相手からの連絡や報告をただ待つ
まず大前提として、恋愛依存症の人と大きく違うのは
「連絡がない」=「嫌われた」
とは考えていないことです。
「自分は愛されているという自信」
「自分の価値を自分で認められること」
自分の価値を恋人に預けていないので、恋人から少し連絡が無かったとしても、決して取り乱したりはしません。
結果として、恋人も負担を感じることが少ないので、安定した関係を築くことができます。
【恋愛依存】「好き」と「依存」の違いを徹底的に考えてみた
つまり、自己肯定感の高い人は自然と「相手の立場になって考えられる」ということですね。
一時的な解決方法に惑わされないこと

恋愛依存の根本的な原因は
「小さな頃の満たされなかった心」
にあると解説しました。
ですが、恋愛依存を克服する方法として世の中で取り上げられているのは
「恋人を忘れて仕事や勉強に集中しよう」
「新しい趣味を見つけよう」
「友達との時間を大切にしよう」
こうした表面的な方法です。
確かに一時的な対処方法としては間違っていないのかもしれませんが、こうした方法をいくら続けても恋愛依存からは抜け出せません。
なぜなら、あなたの心の中にある
・自己否定
・愛情不足
・過去のトラウマ
こうした悪感情はなにも解決していないからです。
自分で自分の環境を変えていくことが大切

恋愛依存症の克服を一言でまとめると
過去のトラウマを認めて、自分自身の生き方や価値観を変える
ということになります。
ですが、これには「時間」と「根気」が求められます。

なので、まずは冒頭でお話した「付き合う人を選ぶ」という方法から始めていきましょう。
あなたのことを大切にしてくれる人とだけ付き合うようにするだけでも、あなたの中の
・自己否定感
・自己無価値感
は自然と解消されていきます。
「自分と似た人を切り捨てる」というと聞こえが悪いですが、お互いにお互いを傷つけ合うような関係を続けていても、あとに残るのは辛さだけです。
たとえあなたが
「彼は自分の気持ちを分かってくれている!」
と感じたとしても
「分かってくれること」
「傷ついた心を癒やしてもらえること」
この2つは全く別の話なのです。
そしてあなたが幸せになるためには、前者ではなく後者の人と付き合うことが大切です。
恋愛依存症を克服するには?

さきほど、少しだけ恋愛依存症の克服について触れたので、ここでも少し解説します。
恋愛依存症を克服しようと、今から親に愛情を求めても確実に失敗します。
ではどうするかというお話ですが。
結論をいうと、大人になってから恋愛依存症を克服するには
自分が恋愛依存であることを認めた上で、自分で自分の過去を癒やしていく
この方法しかありません。
具体的な方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にして下さい。
>>関連記事:恋愛依存症を克服する方法とは?【本質へのアプローチが大切】
恋愛依存症の克服は決して簡単ではありませんが、放っておいても自然に解決はしないので、どこかで勇気を出して克服する必要があります。
この記事のまとめ

最後に今回の記事の内容のまとめです。
- 恋愛依存をやめたいのであれば、まずは付き合う人を選ぶこと
- 安定した人と付き合うことで「自己肯定感」が自然と身につく
- 「自分の気持ちを分かってくれる人」にすがらない
今回は「恋愛依存をやめるには付き合う人が大切」というテーマで解説しました。
実際のところ、付き合う人を変えただけでメンタルが改善したという話は全く珍しくありません。

恋人の行動や思考を変えることはできませんが、付き合う人を自分で選ぶことはできます。
目先の満足感にとらわれるのではなく、あなたのことを本気で大切にしてくれる人を、あなたも大切にしましょう。
今回は以上となります。
関連記事>>恋愛依存と自己肯定感の低さの関係性について【重要です】