心理ノート

浮気する恋人は回避依存症?それとも浮気性?見極めのポイントを解説

心理カウンセラーのしん(@psynote_)です。

浮気を問い詰めたのに、反省どころか逆ギレされた。話し合いで「もうしない」と約束したはずなのにまた別の相手と連絡を取っている。

こんあ状況だと、本当に相手を信じて待つべきなのか悩んでしまいますよね。

この記事では、浮気を繰り返す恋人が回避依存症なのか浮気性なのかを見極めるポイントと、それぞれの場合に起きやすい展開を整理します。

浮気を繰り返す恋人が「回避依存症」か「浮気性」か迷うのはなぜか

浮気を繰り返す恋人に対して、「回避依存症なのではないか」と考える人は多いです。

ネットで特徴を調べると当てはまる項目がいくつも出てくる。けれど、「これはただの浮気性では?」という疑念も消えない。

この混乱が起きるのは、回避依存症と浮気性の表面的な行動がよく似ているからです。

  • 複数の相手と関係を持とうとする
  • 反省が見えない
  • 相手を傷つけても平然としている

こうした行動だけを見ると、どちらにも当てはまってしまう。だからこそ、行動だけで判断しようとすると、かえって混乱が深まります。

回避依存症か浮気性かを見分ける決定的なポイント

見分けのヒントになるのはずばり、「拒否された時の反応」です。

具体的には、あなたが距離を置こうとしたとき、別れ話をほのめかしたとき、恋人がどのような反応をするかを見てください。

回避依存症の人は、拒否されると感情が抑えられなくなる傾向があります。具体的には

  • 普段とは人が変わったように怒り出す
  • 急に責め立ててくる
  • 逆に別れを宣言して反応を試してくる

こうした反応が出る場合、回避依存症の怒りに関連する心理が働いている可能性があります。

一方、浮気性の人は、関係が終わりそうになっても比較的冷静です。
不機嫌になることはあっても、罵倒したり、相手を傷つけようとする言動には出にくい。

案外あっさり終わるものです。

ここが回避依存症か浮気性かを見分ける分岐点になります。

なぜ回避依存症の恋人は浮気を繰り返すのか

回避依存症の人にとって、浮気は「好きだから」「遊びたいから」という単純な動機ではありません。

実際にカウンセリングで繰り返し見られるパターンをまとめると、こうなります。

  • 恋人との関係がうまくいかないと感じると、他の異性にアプローチをかける
  • 拒否されることへの潜在的な不安から、複数の相手を確保しておこうとする
  • 「自分を認めてくれる人」がいないと不安で仕方がない

つまり、彼らにとって浮気は、「自分を守る手段」として機能しています。

だからこそ、話し合いをしても反省が見えない。浮気を責められると逆ギレする。一時的にやめても、関係がこじれるとまた繰り返す。

これが回避依存症の浮気の構造です。

浮気を話し合いで解決しようとすると起きること

それでも、多くの人がこう考えます。

「ちゃんと話し合えば分かってくれるはず」

けれど、回避依存症の相手に対して話し合いで浮気を止めさせようとしても、ほとんどの場合うまくいきません。

よくある展開はこうです。

  1. 浮気を指摘する
  2. 逆ギレされるか、その場では謝る
  3. 一時的に落ち着く
  4. しばらくするとまた同じ行動が始まる
  5. 話し合いをするたびに関係が悪化していく

話し合いが通用しないのは、浮気が「意識的な選択」というよりも「自己防衛」に近いからです。

相手にとっては「やめるかどうか」ではなく、「そうしないと不安で耐えられない」という状態に近い。

この構造を理解せずに正論で説得しようとすると、関係はさらに悪化します。

それでも関係を続けたい場合に考えること

ここまで読んで、「それでもこの人と一緒にいたい」と思っている方もいると思います。

その場合、一つだけはっきりさせておくべきことがあります。

相手を変えようとするのではなく、あなた自身の対応を変えることでしか状況は動かないということです。

回避依存症の人が安心して関係を続けられるようになるには、あなたが恋人に、「何があっても見捨てない」という安心感を与えられなければなりません。

ただし、これには非常に時間がかかります。そして、その間もあなたは浮気を繰り返される可能性があります。それを承知の上で関係を続けるかどうか。

この選択を、冷静に考える必要があります。

無料メルマガでは、こうした「続けるか離れるか」の判断を整理するための考え方もお届けしています。

回避依存症の浮気が「治る」可能性はあるのか

よくある質問に、「回避依存症の浮気は治りますか?」というものがあります。

正直に答えると、簡単には治りません。

回避依存症は、幼少期の愛情不足が関係しているので、数回の話し合いや一時的な反省で変わるものではありません。

回避依存症の治し方について解説した記事でも触れていますが、本人が「自分の問題」として認識することが、一番の改善につながります。

恋人であるあなたが直接なにかをして「治してあげる」ことはできません。

この現実を受け入れた上で、今後どうするかを考える必要があります。

浮気を繰り返す恋人と離れるという選択肢

ここまで「関係を続ける場合」の話をしてきました。けれど、離れるという選択肢についても考えておく必要があります。

カウンセリングで多いのは、こういうパターンです。

  • 付き合い始めは熱心にアプローチしてくれた
  • 付き合い始めると急に態度が変わった
  • 浮気されても「あの頃の彼に戻ってくれるはず」と期待してしまう
  • 気づいたら何年も経っている

回避依存症の恋人と付き合い続けることで得られるものと、失うものを冷静に見つめる必要があります。

回避依存症の独裁者タイプと呼ばれる、支配的な振る舞いをする相手と付き合っている場合は特に注意が必要です。

浮気の仕組みを知ったあとに、あなたが決めること

この記事でお伝えした「回避依存症の浮気は自己防衛である」という仕組みや、話し合いでは解決しにくい理由は、彼の行動を理解するうえで大切な考え方です。

ただ、仕組みを理解しても、次に浮気が発覚したときにあなたがどう動くかは別の問題です。許すのか距離を取るのか、それとも自分の接し方そのものを変えるのか。

その判断の軸になる向き合い方を別の記事で詳しく書いています。

▶ 回避依存症の彼に「離れたくない」と思わせる唯一の方法

しん | 心理カウンセラー

愛着スタイル(回避型・不安型・恐れ回避型)の恋愛問題を専門にカウンセリングしています。累計1000件以上の相談実績あり。恋愛パターンの背景にある親子関係や愛着の問題にも対応しています。「わかった」で終わらせず、次に何をすればいいかまで一緒に考えるカウンセリングをしています。

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