気になる人がいますが、思わせぶりな態度を取るだけで距離を縮めてきません。このまま仲良くして問題ないでしょうか?
この記事ではこんな疑問を解説します。
- 回避型の恋人が思わせぶりな態度を取る背景には、「親密さへの不安」と「孤独を避けたい気持ち」がある
- 相手に依存せず、自分の時間や幸福を大切にすることが心の安定に繋がる
- 過度な期待を持たずに、自分を大切にしながら安定した関係を築くには
こんにちは、心理カウンセラーのしん(@psynote__)です。
回避型の人の思わせぶりな態度に、どう接するべきか悩んでいませんか?
この記事では、回避型の心理や行動の背景を解説し、振り回されないための心構えと接し方をお伝えします。
自分を大切にしながら、相手との関係を穏やかに保つためのヒントをぜひ学んで下さい。
回避型の人の「思わせぶりな態度」に悩むあなたへ
回避型の人の「思わせぶりな態度」に戸惑うこと、ありますよね。
最初は親しく見えても、急に距離を取られたり曖昧な態度を取られることで
「遊ばれているだけ?」
と不安になるものです。
しかし、回避型の人の態度の裏には
- 「本当の気持ちを隠したい」
- 「深く関わりたくない」
という心理が存在します。
そして、こうした性格的な特性は相手自身の問題であり、あなたに原因があるわけではありません。
この記事では、具体的な態度の例を挙げながら、回避型の恋人が思わせぶりな行動を取る理由やその心理を解き明かしていきます。
それではまず、彼らの「思わせぶりな態度」を具体的に見ていきましょう。
回避型の人の思わせぶりな態度の具体例
回避型の恋人が取る「思わせぶりな態度」とは、どんな行動でしょうか?
ここでは具体的な行動を見ていきましょう。
1. 頻繁に連絡を取るが、突然フェードアウトする
最初はまるであなたに夢中になっているかのように、頻繁にメッセージをくれたり、積極的に会話を続けてきます。
ですが、急に連絡が途絶えたり、返信が極端に遅くなったりすることが増えていきます。
「一体どういうつもり?」と混乱させられる瞬間ですね。
こうした急なフェードアウトは、彼らが親密になりすぎることへの不安を感じ始めたサインでもあります。
2. 曖昧な言葉や表現を使う
曖昧な言葉や表現も思わせぶりな態度の特徴です。
「時間があれば一緒に行きたいな」
といった、具体的な計画には踏み込まず、あくまで曖昧な言葉を多用します。
期待を持たせながら、決してそれを現実にしようとしない態度にもどかしさを感じることでしょう。
3. 距離を詰めると少し引いてしまう
相手が自分に好意を抱いていると感じると、あなたも自然に距離を縮めようとするでしょう。
回避型の人にとって、相手との距離が近くなりすぎることはなるべく避けたいこと。
たとえば、お互いの気持ちや考えを深く話そうとしたタイミングで、急に話題を変えたり、そっけない態度を取って少し距離を取ろうとします。
4. 時折甘えた素振りを見せるが、深い関係には進まない
回避型の人は極稀に、依存的な態度を見せてきたり、弱みを見せたりすることがあります。
ですが、いざ本当に支えようとすると、距離を置かれたり、拒まれることも少なくありません。
と疑問を持つほど、一定以上の深い関わりには進展しません。
こうした行動は、回避型の人が自分を守るために自然に取ってしまう態度です。
回避型の人が思わせぶりな態度を取る理由とは?
回避型の恋人が「思わせぶりな態度」を取るのは、単なる気まぐれではありません。
その背後には、彼ら特有の心理が隠れています。多くの場合
- 「親密さへの不安」
- 「孤独を避けたい気持ち」
という二つの相反する感情が彼らを揺さぶっています。
まず、回避型の人は親密になることに対して強い不安を抱きがちです。
近づきすぎると、自分が無防備になってしまう、あるいは自由が奪われると感じてしまうのです。
そのため、回避型の人は相手に好意を示しつつも、一定の距離を保つのが基本です。
一方で、彼らには「完全な孤独は避けたい」という気持ちもあるため、全くの無関心ではいられません。
だからこそ相手に興味を示し、もっと仲良くなりたいというそぶりを見せることもあるのです。
しかし、この興味が深まると不安が生まれ、その結果として「思わせぶりな態度」が表れます。
このようにして、回避型の恋人は無意識に
「近づきすぎず、離れすぎず」
を保とうとするのです。
回避型の「本音」と「態度」にあるギャップに気づく
回避型の人と接していると、言動と態度に大きなギャップがあると感じる人が多いでしょう。
多くの場合、回避型の人は相手に対して無関心ではありません。
しかし、彼らの「本音」としては
という強い気持ちが根底にあります。
したがって、相手に興味がないわけではないものの、親密になると感じた瞬間に心のブレーキがかかり、行動にブレが生じるのです。
たとえば、会いたい気持ちがあっても、それが「いつでも会える関係」に発展することには抵抗を感じます。
また、相手の気持ちを考えれば気遣いを見せることもありますが、それが「期待を背負う」となると一気にプレッシャーを感じ、距離を取ってしまいます。
このように、回避型の人は本音として
という思いがあっても、態度ではそれを隠してしまうのです。
こうしたギャップを理解すれば、相手の行動に振り回されることなく、冷静に接することができるようになります。
自分に矛盾する態度が向けられても「これは彼の特性の一部なんだ」と捉えることで心の余裕を保てるでしょう。
思わせぶりに振り回されないための心構え
回避型の恋人の思わせぶりな態度に心が揺さぶられることは、決して珍しいことではありません。
ですが、彼らの一貫しない態度に振り回されすぎないためには、自分の心の在り方をしっかりと保つことが大切です。
ここでは、回避型の人と接する際に心がけたいポイントを3つお伝えします。
1. 期待を最小限にする
まず回避型の相手に対して、過度な期待を抱かないことが大切です。
回避型の人はその時々の心理状態で態度が変わりやすいため、相手の行動に一喜一憂するのではなく
と冷静に受け止める心構えが大切です。
相手に対する自分の期待値を少し下げることで、相手に依存しすぎず、安定した関係を保つことができます。
2. 自分を大切にする時間を持つ
回避型の恋人との関係に重きを置きすぎると、自分を見失ってしまいます。
自分の趣味や友人との時間を充実させ、「恋人との関係だけ」に自分の幸福を求めないようにしましょう。
「相手がどう出るか」に振り回されず、自分の生活を充実させることで、心に余裕が生まれ、相手の態度に対しても冷静に対処できるようになります。
3. 自分の意志を明確にする
恋人に対して
「こう感じる」
という気持ちを伝えることも、振り回されないための重要なステップです。
回避型の人は相手の期待や要求を受け取るのが苦手ですが、全てを曖昧にしていては関係が進展しません。
自分の意志をしっかり伝えつつ「相手の反応に過度な期待をせずに接する」ことが、健全な関係を築く鍵になります。
全体を通して、回避型の恋人との関係では「相手の態度に左右されない自分」を作ることがとても大切です。
この心構えを持つことで、相手の行動に揺さぶられることなく、あなたのペースで関係を育んでいけるでしょう。
回避型の「思わせぶり」に左右されず、自分を大切に
回避型の恋人が取る「思わせぶりな態度」は、あなたを混乱させ、不安にさせることが多いかもしれません。
しかし、その背景には彼ら特有の心理や不安があると理解できれば、相手の態度に振り回されすぎず、冷静に向き合えるようになります。
回避型の気まぐれな態度に一喜一憂せず、自分の生活や幸せを大切にすることが、心の安定を保つ一番のポイントです。
相手に依存しすぎないからこそ、自然と余裕が生まれ、相手との関係も無理なく続けられます。
恋人の態度に左右されることなく、まずは自分自身をしっかり持つことを心がけてみて下さいね。
この記事のまとめ
- 回避型の態度の背景にある心理を知り、相手を理解することが重要
- 相手に期待をかけすぎず、自分を優先することで心の余裕が生まれる
- 無理に距離を詰めようとせず、自分自身を見失わないことが関係の安定につながる
思わせぶりな態度に惑わされることなく、自分自身を優先しながら恋人と向き合うことが、関係に安定をもたらします。
相手の心理的な背景を理解しつつ、あなた自身が自分の幸福を大切にすることで、余裕を持って接することができるはずです。
この記事が、あなたのお役に立てば嬉しいです。
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