回避依存症の恋人と別れました。復縁する方法はあるのでしょうか?復縁までの行動や注意点を教えて下さい。
この記事ではこんな疑問を解決します。
しん | 心理カウンセラー
心理カウンセラー。過去のカウンセリング実績500件以上。毒親育ち。自身の恋愛依存症・回避依存症の経験を活かし、「読者の悩みの根本的な解決」を目指し発信しています。
回避依存症の恋人と別れたけど「やっぱりもう一度話がしたい…」と考える方は多いのではないでしょうか?
また「復縁したいのに連絡をしても無視されてしまいます」という方もいると思います。
復縁が上手くいかなかったり、恋人があなたの連絡を無視するのは、回避依存症者に対する正しいアプローチを取れていないからかもしれません。
回避依存症の恋人との復縁を望まれている方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
回避依存の彼氏と復縁するための大原則
まず、復縁する具体的な方法について結論から先にお伝えします。
回避依存症者と復縁するためのもっとも大切なポイントとは
こちらからの連絡を可能な限り控える
この行動がとても重要になります。
ではなぜ「連絡を控えることが重要なのか」この理由について順に解説していきますね。
「別れ」=「嫌いになった」ではない、ということ
まず第一に、回避依存症の人が恋人との別れを決意するのは「恋人が嫌いになった」というよりも
こうした理由であることが多いのです。
つまり、別れや音信不通の原因は、二人の関係にあるのではなく、多くの場合、回避依存症の恋人自身に問題があるのです。
そのため、彼らは一時的にあなたから距離を置いて、自分のペースを取り戻したり、不安な気持ちが落ち着けば、再びあなたの元に戻ってくる可能性が高いのです。
恋人に感情をぶつけるのはNG
少し思い返して見てください。
恋人と分かれる前、あなたは恋人に対してなにか「強い怒り」や「感情」をぶつけたりしませんでしたか?
上で少し解説した通り、回避依存症の恋人があなたのもとを離れたのはあくまで「自分の気持を落ち着けるため」です。
恋人と連絡が取れないことに我慢できず下の様な連絡を恋人にしてしまうと、復縁できる確率はガクンと下がります。
- 「一言でいいから連絡してほしい!」
- 「どういうつもりで無視してるのか教えて」
- 「連絡をもたえなくて悲しい、なにもできない」
あなたがこうした内容のメッセージを元恋人に送っている間、相手はいつまで経っても気持ちを落ち着けることができません。
離れてまだまもない時というのは、別れた恋人に対する評価がもの凄く低い状態です。
それまでどれだけ仲が良かったかどうかは関係がなく、恋人にとって今のあなたは「自分を苦しめる人」として認識されています。
自分を苦しめる人から延々と「復縁したい」「寂しい」とメッセージが送られてくるのを想像してみて下さい。
このような状況が続くと、恋人はあなたへの愛情が薄れ、自分にとって負担にならない他の相手を探し始めるかもしれません。
「束縛」や「強い感情のやりとり」となる連絡は控える、まずはこのことを徹底して下さい。
また、こうした言動を抑えられない人は恋愛依存の傾向が強い方、つまり恋愛依存症かもしれません。
その場合は、恋愛依存症を克服することから始めてましょう。
【おすすめ】恋愛依存症を克服するための5ステップ【恋愛依存の専門家が解説】復縁までの連絡の取り方
回避依存症の恋人への間違った連絡の取り方を説明した所で、ここからは具体的な「復縁のための連絡のとり方」について解説します。
ポイントとしては以下の2つです。
- ポイント①:連絡は最低限にすること
- ポイント②:連絡の頻度、我慢する期間が長くても耐えること
順に解説してきます。
ポイント①:連絡は最低限にすること
回避依存症の恋人と別れたら、こちらからの連絡は「最低限」に抑えます。
最低限?連絡を全くしないのではダメなんですか?
と思う方もいるかもしれませんね。
しかし、全く連絡を取らなかった場合、回避依存症の恋人は「あなたに見捨てられた」と捉え、他の女性を探してしまう可能性があります。
大切なのは「恋人の気持ちを落ち着かせる」ことと「あなたを見捨てていない」という事をしっかり伝えることです。
この2つを意識して連絡を取ることができれば、回避依存症の元恋人との復縁がぐっと近づきます。
ポイント②:連絡の頻度、我慢する期間が長くても耐えること
とはいえ、自分の気持ちを抑えて恋人への連絡を控えるのはかなり困難です。
また連絡頻度についても「何日間」といった正解はありません。
3日でいい場合もいれば、1ヶ月、もしくは半年以上開けないとダメな場合もあります。
こちらの連絡したい気持ちを抑えて相手に合わせないといけないので、正直この間はとても辛い時間になります。
また一つ注意点としては、1年以上経過しても連絡がない場合、既にあなた以外の依存先を見つけている可能性が高いです。
こうなった場合、打つ手はほぼありません…。相手からの連絡を待つしかありません。
回避依存症の人は気持ちが落ち着くと「見捨てられ不安」が湧いてくる
あなたが連絡頻度を上手くコントロールすることで、恋人の気持ちも次第に落ち着いてきます。
すると恋人の心には次第に「強烈な見捨てられ不安」が湧いてきます。
- 「相手は自分に興味を失ったかもしれない」
- 「もう別の恋人を作っているかもしれない」
こうした考えが一瞬でも脳裏に浮かぶと恋人は焦り、こまでの行動が嘘のようにあなたを取り戻す動きを始めます。
あなたも経験があるかもしれませんが、回避依存症の恋人がこちらが「忘れた頃に連絡をしてくる」のはこうした理由からです。
恋人から連絡がきても焦らないように
回避依存症の恋人は、大抵の場合前触れもなく「最近どう?」みたいな感じで、何事もなかったように連絡してきます。
長らく無視されていたこっちの気持ちも少しは考えろ!と思うかもしれませんがここはぐっとガマンです。
もちろん、回避依存症の恋人はあなたの事を取り戻そうと考えて連絡をしているので、普通に話しさえすればまた以前の様な関係に戻ることができます。
復縁するだけならこれで一件落着ですが・・・
たいていの人は、「復縁できた」という結果だけで一件落着と考えてしまいます。
しかし、そもそもなぜ回避依存症の恋人はあなたの元から去ってしまっていたのでしょうか?
この理由を考えずに流れのまま復縁しただけでは、回避依存症の恋人はまたすぐにあなたの元を去っていきます。
実際に「破局」と「復縁」を繰り返している方も多いのではないでしょうか。
この破局と復縁の恋愛サイクルにハマっている限り、恋人もあなたも永遠に幸せにはなれず、ただ疲弊していくだけです。
本当に大切なのは「復縁」することでなく
復縁と破局の恋愛サイクルを打ち切って長続きする関係を作ること
です。
一時的な関係と割り切るのであれば問題ありませんが、結婚を考えているなどであれば、しっかりと今の関係を見直して下さいね。
本気で恋人との関係を安定させたい、良い関係を築きたいという方は、まずは下の記事読んで下さい。
【おすすめ記事】回避依存症の彼との幸せな関係の作り方この記事のまとめ
相談者さんの悩みを聞くと、やはり「連絡を控える」という部分で苦しまれている方が多いですね。
あなたからすると、回避依存症の恋人の行動は勝手に思えるかもしれませんが、回避依存症者にとって、別れも音信不通も時として必要なことなのです。
復縁も長期的な目で付き合って見てくださいね。
今回は以上となります。