回避依存症の恋人が急に冷めてしまいました…。一切心当たりがなくて困っています…。
この記事ではこんな疑問を解説します。
- 回避依存症の人は、相手を理想化し、期待と現実のギャップに冷めてしまうことがある。
- 冷めた態度は、必ずしもあなたに原因があるわけではなく、相手自身の問題であることが多い。
- 無理に相手を理解しようとせず、自分の感情を大切にしながら向き合うことが大切。
こんにちは、心理カウンセラーのしん(@psynote__)です。
回避依存症の人が、急に冷めた態度を見せるとき、その背景には何があるのでしょうか?
この記事では、回避依存症の人が冷める心理的な要因やその影響を経験者が解説します。
もしあなたが、恋人の冷めた態度に不安を感じているのなら、この記事はきっとあなたの役に立つはずです。
回避依存症として「冷めた瞬間」とは?私の過去の体験談
まず結論からお話します。
「冷める」という感情は、ただ単に相手への興味が薄れることではありません。
回避依存症の人が感じる「冷める」とは
信じていた相手から裏切られたと感じると同時に、心が一気に距離を取ろうとする感覚
です。
現在心理カウンセラーと活動している私自身、回避依存症だった過去があります。
その時の経験を少しだけあなたにお伝えしたいと思います。
元・回避依存症の私の経験
付き合い始めた当時、私と彼女の関係は順調そのものでした。
彼女はいつも穏やかで、私の気持ちを尊重してくれる人だと信じ、半年間ほど交際を続けていました。
しかし今になって思えば
私は彼女自身を見ていたというよりも、ただ自分の中にあった「理想の彼女像」を見ていただけ
だったのです。
ある日、彼女の口から出た本当に些細で無意識な言葉が、私の中で作り上げたその理想像を覆しました。
彼女の一言を聞いた瞬間
という疑念が一気に膨らんだのです。
その瞬間、これまでの半年間が嘘だったかのように
という思いに囚われ、信じていたものが崩れていくような感覚を味わいました。
そして、急激に彼女に対する思いが冷めてしまったのです。
これ以上詳細には書けませんが、これは本当に実際にあった私の体験談です。
冷めた理由:相手への理想化と「こうあるべきだ」という思い
回避依存症の人が冷めてしまう理由の一つは、相手に対する理想化が非常に強いことです。
回避依存症の人は、相手との関係が始まった時に、自分の中で
「こうあるべきだ」
という強い理想を持っています。
だからこそ、この理想が崩れた瞬間に一気に冷めてしまうのです。
そして、この理想化の背後には、自分自身に対する不安や不足感が隠れています。
自分に自信が持てないため、相手に対して完璧さや特定の振る舞いを求めてしまうのです。
例えば
「自分の気持ちを理解してくれるべきだ」
といった具体的な期待ですね。
しかし、現実にはどんな人でも完璧ではありません。
どれほど優しい人でも、時には無意識に冷たく振る舞ったり、意図しない言葉を口にしたりすることがあります。
ですが、回避依存症の人はそれが受け入れられないのです。
そうした瞬間、理想と現実のギャップが強く意識され
と感じてしまうのです。
その結果、急に心が冷めてしまい、相手との距離を取りたくなるのです。
冷めた感覚は単なる感情の変化ではなく、理想を裏切られたという強い失望感によって引き起こされるものです。
そしてその失望感が、回避依存症の人にとっては自分を守るための防衛本能となり、回避行動へとつながるのです。
冷めたことで起きる関係の変化とその影響
回避依存症の人が「冷めた」時、相手に与える影響は小さくありません。
まず、相手は「急に距離を置かれた」と感じ、混乱や不安を抱きます。
特に回避依存症の人が冷めると、急に連絡が途絶えたり、以前のような親密な会話はできなくなります。
このような急な態度の変化に相手は理由がわからず戸惑い、関係が悪化します。
また、不信感が募ることで、回避依存症の人はさらに恋人と距離を取ろうとします。
相手が心配して近づこうとすればするほど
という疑念を抱いてしまうのです。
その結果、相手との間に緊張感や溝が生まれ、関係がどんどんギクシャクしてしまいます。
冷められたことで「自己否定」の気持ちが強まる
そして、冷めた態度を取られた相手は、自己否定の気持ちを強めてしまいます。
「相手の期待に応えられなかったのだろうか」
と自問し、関係の悪化を自分のせいだと考えてしまうようになります。
そして、この自己否定がさらに二人の間に悪循環を生み、信頼関係を崩してしまう原因に繋がります。
このように、回避依存症の人が冷めることで、相手との関係にはさまざまな影響が出てきます。
急に距離を取られた相手は混乱し、相手を理解しようとすることでさらに関係がこじれるという負の連鎖が生まれてしまうのです。
冷めた態度にどう向き合うべきか
恋人が急に冷めた態度を取り始めたとき、あなたは戸惑いや不安を感じるかもしれません。
もしかしたら
「相手はもう私に興味を持っていないのかもしれない」
と考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、まず覚えておいて欲しいのは
相手が冷めてしまう原因は必ずしもあなたのせいではない
ということです。
冷める原因は相手の内面的な問題にある
回避依存症の人は、相手に対して強い理想を抱いていることが多く、その理想が崩れた瞬間に冷めるとお話しました。
相手に対する「こうあるべきだ」という思い込みが強すぎるためというお話でしたね。
つまり、冷める原因は「相手の内面的な問題や不安感」に根ざしていることが多く、あなたが何か間違った行動を取ったわけではないということです。
自分を責めすぎないことが大切
相手が急に冷たい態度を見せると、どうしても「何がいけなかったんだろう」と考え込んでしまうものです。
しかし、無理に自分の過ちを探そうとするのではなく、まずは自分自身の感情に目を向けてみてください。
あなたが感じている不安や戸惑いは、恋人としてとても自然な反応です。
そして
「相手の問題を自分が解決しなければならない」
という思い込みを持たないことが大切です。
相手の問題は、あくまで相手自身の課題であり、あなたが全てを抱え込む必要はありません。
焦らずに、自分を責めすぎないこと。
これが、回避依存症のパートナーと向き合う上でとても重要です。
幸せな関係を築くために知っておきたいこと
冷めた態度を見せるパートナーに対して、焦らずに向き合うことが大切です。
しかし、具体的にどう接するべきか、どのようにコミュニケーションを取るべきか、迷うことも多いでしょう。
そんな時に参考になるのが、私の記事「回避依存症の彼との幸せな関係の作り方」です。
こちらの記事では、回避依存症の恋人と幸せな関係を築くための具体的なアプローチや、日常の中で実践できるポイントを詳しく解説しています。
無理なくお互いを理解し合い、健全な関係を保つためのヒントが詰まっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:回避依存症の彼との幸せな関係の作り方この記事のまとめ
- 回避依存症の人の冷めた態度は、理想と現実のギャップから来ていることが多い。
- 相手の問題を全てあなたが抱え込む必要はない。
- 自分の心の健康を第一に考え、無理をしないことが重要。
ここまでお話ししてきたように、回避依存症の人が「冷めた」と感じる理由は
- 「自分自身の理想や不安」
- 「内面的な問題」
が深く関係しています。
急に冷たい態度を取られた時、あなたが感じる戸惑いや不安はとても自然なものです。
しかしあなたに覚えておいて欲しいのは、その原因は必ずしもあなたのせいではないということです。
冷めた態度を見せる相手に対して
「相手を理解しよう」
と無理に努力することは、時には逆効果になることもあります。
回避依存症のパートナーと向き合うのは簡単なことではありませんが、あなたが全ての責任を背負う必要はありません
自分を責めすぎずに、自分の心を大切にしてあげて下さいね。
関連記事:回避依存症の彼が冷たい!突き放すような態度を取られた時の対処法Twitter(@psynote__)もやっています!この記事が役に立ったという方はぜひフォローして頂けると嬉しいです。