別れたはずなのに、彼のことが頭から離れない。
「今、何を考えているんだろう」「別れたことを後悔しているのかな」。
ふとした瞬間にそんな疑問が浮かび、気がつけば「回避依存症 別れた後」と検索していた。そんな方もいるかもしれません。
こんにちは、心理カウンセラーのしんです。
この記事では、回避依存症の彼が別れた後に何を感じているのか、突然の連絡が来たときにどう受け止めればいいのかについて解説します。
別れたのに、彼のことが頭から離れない理由
別れた後も相手のことが気になってしまう。それは、あなたの気持ちが本物だった証拠です。
回避依存症の人との恋愛では、近づいては離れるという繰り返しの中で、「次こそうまくいくかもしれない」という期待が心の奥に残りやすい傾向があります。
だからこそ、別れた後も「彼は何を考えているんだろう」という疑問が消えないのです。
その疑問を抱えたまま、彼の側で何が起きているのかをお話ししていきます。
別れた直後、彼は何も感じていない
厳しいことを言うようですが、ここは回避依存症の経験者として正直にお伝えします。
回避依存症の人は、別れた直後はほとんど何も感じていません。
「別れなければよかったかな」
「悲しい思いをさせてしまったかな」
そう振り返ることはほぼありません。むしろ、距離ができたことに安堵しています。
LINEの返事もない、SNSもいつも通り。まるであなたとの交際が嘘だったかのように、何事もなかったかのように日常を過ごしている。
あなたからすれば、それは信じがたい光景だと思います。「あれだけ一緒にいたのに、何も感じないなんてことがあるの?」と。
ただ、これはあなたへの気持ちがなかったという話ではありません。
回避依存症の人は、連絡の頻度が増えたり将来の話が出たりと、二人の距離が縮まるほど心の中で強い緊張が生まれます。彼らは別れたことで、その緊張から解放された状態になっているのです。
これは、感情そのものを無意識に閉ざしている、という表現が近いかもしれません。
ちなみにですが、この段階で復縁を試みてもうまくいくケースはほとんどありません。彼がまだ感情を閉ざしている段階では、どれだけ言葉を尽くしても届かないからです。
この状態はいつまで続くのか
人にもよりますが、この「何も感じていない」状態は、数週間から数ヶ月続くことがあります。
別れてから1〜2週間で彼が変わることはほぼありません。
この期間にあなたから連絡を取り続けると、彼の安堵をかえって強めてしまうことがあります。「離れてくれたのに、また近づいてきた」という緊張が戻るからです。
しばらく経ってから突然連絡が来る理由
ここからが、多くの方が混乱するポイントです。
別れてしばらく経つと、回避依存症の人には特有の変化が起きます。
- 「自分のことを忘れたのではないか」
- 「もう他に彼氏ができたのではないか」
こうした不安が、ある日唐突に押し寄せてくるのです。
深夜に届く「元気?」というLINE。数週間ぶりの突然の電話。その連絡を受け取ったあなたは、心臓が跳ねるような感覚を覚えるかもしれません。
「やっぱりまだ私に気持ちがあったんだ」。そう思いたくなるのは自然なことです。
ただ、ここは冷静に見てほしいのです。
なぜなら、こうした連絡の多くは「もう一度やり直したい」という気持ちからではなく、「自分が忘れられること」への恐怖が引き金になっているからです。
つまり、彼が連絡してきたのは、関係を戻す意思があるからではなく「自分がまだあなたの中に存在しているか」を確かめたいだけ、という場合がほとんどです。
その連絡に返信するとどうなるか
たとえば、こんなLINEが届くことがあります。
「最近どうしてる?」
「前に話してたあの店、行った?」
一見、日常会話のように見えます。
でも、その裏にあるのは「まだ自分のことを気にかけてくれているか」を確かめたい気持ちです。ここであなたが嬉しそうに長文で返すと、彼は安心して、また連絡を絶ちます。
私がこれまで受けた相談の中でも、この段階で連絡に応じてすぐに関係を再開し、結果として距離が縮まってはまた離れる、という流れを繰り返してしまったケースが多くあります。
「やり直せるかも」と期待してしまうとき、確認してほしいこと
彼から連絡が来ると、期待してしまうのは当然です。
ただ、その期待のまま動いてしまうと、また同じことが起きる可能性があります。一時的に距離が縮まっても、再び彼が離れていく。そのたびに、あなたの心は深く傷つきます。
なので、期待する前に次の3つを確認してみてください。
1.連絡の頻度は安定しているか
一度だけの連絡なのか、それとも継続的にやり取りが続いているのか。
単発の連絡は、不安を埋めるためだけの可能性が高いと考えてください。
数日おきにやり取りが続いている、話題が途切れても翌日また連絡が来る。そうした安定感があるかどうかが、ひとつの判断材料になります。
2.会う約束を彼の方からしてくるか
LINEだけのやり取りで終わっていないか。
彼が自分から「会いたい」と言い、実際に会う日を決めようとしているか。
「会いたい」と言いながら日程を決めない。こちらから提案すると「ちょっとその日は」とかわす。こうした状態が続いているなら、言葉と行動が伴っていない可能性があります。
3.「前とは違う付き合い方をしたい」という言葉があるか
ただ「会いたい」「話したい」だけではなく、以前の関係で何が問題だったかを彼自身が認識し、それを変えたいと思っているか。
ここが一番難しく、そして実施にはなかなか見られないケースなのですが、この言葉がないまま関係を再開すると、距離が縮まってはまた離れていく、という流れが続きます。
過去の相談の中で、実際に関係が修復に向かったケースには共通点がありました。
それは、彼の側に「自分の行動を振り返る姿勢」があったことです。
3つの確認ポイントをすべて満たしていても、彼自身にその姿勢がなければ、同じ流れに戻る可能性は極めて高い。
この3つのうち1つでも当てはまらない場合は、すぐに関係を再開するのではなく、少し時間を置いてみてください。
彼の連絡が来てから関係を再開するまでの間、あなた自身がどう過ごすかも大切です。
冷却期間中の過ごし方については、こちらの記事で詳しくお話ししています。
連絡を完全に断てないケース
同じ職場や共通の友人がいる場合は、連絡を完全に断つことが難しいこともあります。
その場合は「仕事や用事の連絡には応じるが、プライベートな誘いには即答しない」
というルールを自分の中に持っておくと、感情に振り回されにくくなります。
時間が経っても連絡が来ないとき
ここまで「連絡が来たらどうするか」を中心にお話ししてきましたが、連絡が来ないまま時間が過ぎていくケースもあります。
数ヶ月が経っても、彼からは何の連絡もない。「もう完全に忘れられたんだ」。そう感じて苦しくなるかもしれません。
ただ、連絡がないことが「あなたのことを何も思っていない」という意味とは限りません。
回避依存症の人の中には、時間が経つにつれて寂しさや後悔が芽生えてくる人もいます。
ふとした瞬間にあなたとの記憶が浮かぶ。でも、それを言葉にして伝えることができない。
「今さら連絡しても意味がない」
「すでに恋人がいたら自分が傷つく」
そう自分に言い聞かせて、連絡を自分で止めてしまう場合もあります。
ただ、これは「だから待つべきだ」という話ではありません。
彼が自分の感情に向き合えるかどうかは、あなたの力ではどうにもならない部分です。
「待つ」か「離れる」か。答えを出す前に
では待った方がいいのか、離れた方が良いのか。
正直に言えば、どちらが正解かは誰にも分かりません。ただ「どちらを選んでも間違いではない」ということを私は伝えたいです。
ただし、ひとつだけ、ここであなたに考えてみてほしいことがあります。
あなたが「戻ってきてほしい」と願っている彼は、付き合い始めの頃の、優しかった彼ではないでしょうか。でも、距離が近づくと離れていくのも、同じ彼です。
あなたが追いかけているのは、彼の一面であって、彼のすべてではないかもしれません。
待つと決めるなら
もし待つと決めるなら、ひとつだけ決めておいてほしいことがあります。
- 「いつまで待つのか」
- 「連絡が来なくても待ち続けるのか」
- 「彼がまた離れたときに、もう一度受け入れるのか」
この答えを、自分の中で持っておくこと。
期限を決めないまま待ち続けると、あなた自身の生活が止まってしまいます。
眠れない夜が増えていないか、彼のことばかり考えて自分の時間がなくなっていないか。こうした変化が出ているなら、一度立ち止まって考えてみてください。
離れると決めるなら
もし離れると決めたとしても、それは相手を「見捨てた」ということではありません。
回避依存症の人との関係がうまくいかないのは、あなたの愛情が足りなかったからではないのです。
もし、そうした自分を責める傾向が強い場合は、回避依存症の人が恋愛でうまくいかない理由を知ることで、「自分のせいだった」という思い込みが少し軽くなるかもしれません。
カウンセリングの場でも、「どちらが正しいですか」と聞かれることがよくあります。
でも、正しい答えを私が持っているわけではありません。あなたの状況を一番よく知っているのは、あなた自身です。
彼の行動の意味を、自分のケースで確認したいなら
この記事では、回避依存症の人の別れた後の心理と、連絡が来たときの行動判断についてお話ししました。
ただ、「自分の場合はどうなのか」「彼の行動をどう解釈すればいいのか」は、状況によって異なります。
メルマガでは、連絡が来たときの対応の仕方や、待つか離れるかを判断するための具体的な手順を共有しています。

