回避型の人は浮気をしやすいですか?実際のところを本音で聞かせて欲しいです。
この記事ではこんな疑問を解説します。
- 回避型の恋人は、浮気を「めんどくさい」と感じる性格のため、浮気をしにくい傾向がある
- 感情表現の少なさや連絡頻度の減少が、浮気の誤解を招く場合がある
- 浮気を疑う場合、回避型ではなく回避依存症の可能性を考慮する
こんにちは、心理カウンセラーのしん(@psynote__)です。
「回避型の恋人の態度が冷たくて、もしかして浮気?」と感じたことはありませんか?
本記事では、回避型の人が浮気をしにくい理由を具体的に解説します。
また、距離を取る行動や感情表現の少なさが誤解を招く背景、さらには浮気の真相として考えられる別の要因についても触れていきます。
【結論】回避型の人は浮気をしにくい
回避型の恋人と付き合っていると
と不安になる瞬間があるかもしれません。
でも安心してください。
回避型の人は、その性格上、浮気をしにくい傾向があります。
回避型の恋人が浮気を避ける理由とは?
回避型の人にとって、最も大切なのは
- 「自由」
- 「独立性」
です。
恋愛を含む人間関係全般において、回避型の人は深い結びつきを負担に感じやすい傾向があります。
そのため、複数の人と親密な関係を築こうとすること自体が、彼らにとっては大きなストレスとなります。
さらに、浮気をするには新しい関係を始めるためのエネルギーや情熱が必要ですが、回避型の人は恋愛に多くのエネルギーを割くことを避けたがる傾向があります。
結果として、他の人と浮気をするよりも、一人でいることや自分の趣味に集中することを選ぶのです。
リスクを嫌う性格も影響している
当然ですが浮気にはリスクが伴います。
例えば、浮気相手とのトラブルや、本命の恋人に知られてしまう可能性などですね。
回避型の人は、このようなリスクや対人関係が複雑化することを極端に嫌います。
特に、感情的な揉め事に巻き込まれるのを避けるために、浮気そのものを
「めんどくさいもの」
と感じることが多いのです。
「浮気をしにくい」とはいえ、不安になるのは当然
こうした理由から、回避型の人が浮気に走る可能性は比較的低いのです。
それでも
- 「恋人の態度が冷たい」
- 「距離を感じる」
といった瞬間に浮気を疑ってしまうのは自然な感情です。
でも、まずは「浮気の可能性が低い」という点を思い出し、心を落ち着けてみてください。
なぜ回避型の人は浮気を疑われやすいのか
回避型の人が浮気を疑われる理由は、その特有の行動や態度にあります。
しかし、これらの行動は必ずしも浮気を意味するものではなく、回避型の恋愛スタイルに基づいたものです。
この章では、その誤解を生む要因について解説していきます。
距離を取る行動が誤解を生む理由
回避型の人は、親密さに対する過剰なプレッシャーを感じると、一時的に距離を取る傾向があります。
たとえば
- 連絡頻度が急に減る
- デートの約束を避ける
- 音信不通になる
などの態度ですね。
こうした行動は、どれも浮気を疑われやすい一因になります。
ですが、回避型の恋人にとってこの「距離を取る」という行為は、恋人への愛情が冷めたわけではなく、自分の心を落ち着けるための手段です。
彼らは感情的な負担を減らし、再び恋人と向き合う準備を整えようとしているのです。
感情表現の少なさが不安を煽る
さらに、回避型の人は感情をあまり表に出しません。
「愛してる」
といった言葉を頻繁に伝えないため、恋人に不安を与えることがあります。
特に、相手からの愛情確認に対して淡泊に返答する態度は
と思わせる要因になることがあります。
しかし、この態度も回避型の特徴にすぎません。
彼らは感情を言葉で表現することに慣れておらず、むしろ
- 行動
- 長期的な安定感
を通じて愛情を示そうとする傾向があります。
浮気ではなく「一人の時間」が必要なだけ
回避型の人が距離を取る理由の多くは「一人の時間」を必要としているからです。
新しい関係を築く浮気とは異なり、自分自身をリセットし、恋人との関係をより良い状態に保つためのプロセスとも言えます。
ただし、こうした行動を取る際に説明がない場合、恋人に不安を与えてしまうのも事実です。
と思うかもしれませんが、回避型の人にとって自分の気持ちを言葉にするのは難しいことが多いのです。
実は回避依存症かもしれない:浮気の真相とは?
「回避型の恋人は浮気をしにくい」と聞いて安心する一方で
と感じる方もいるのではないでしょうか。
その場合、考えられるのは回避型ではなく「回避依存症」の可能性です。
この章では、回避依存症と浮気の関係について解説します。
回避型と回避依存症はどう違うのか?
回避型と回避依存症はしばしば混同されますが、実際には根本的な性質が大きく異なります。
回避型の人は「自立」を重視し、人に過度に依存しない傾向があります。
一方で、回避依存症の人は恋人に依存しつつも、それを隠すために距離を取るような行動を見せるのが特徴です。
回避依存症の人は
- 強い孤独感
- 自己肯定感の低さ
を抱えていることが多く、その埋め合わせとして複数の関係を持つ場合があります。
この行動が「浮気」として表れるケースも少なくありません。
浮気が「試し行為」として現れることも
回避依存症の人にとって浮気は、相手の愛情や関心を試すための「試し行為」として行われることがあります。
例えば
と無意識に試しているのです。
このような行動は、恋人にとっては非常に傷つくものですが、本人にとっては自分の価値を確かめるための手段なのです。
回避依存症と浮気については以下の記事で更に詳しく解説しています。
関連記事:回避依存症の恋人が浮気をやめない理由【浮気性との見分け方も解説】回避型の恋人と信頼関係を築くために
浮気の可能性が低いとわかっていても、回避型の恋人と付き合う中で不安を感じることは少なくありません。
そこで大切なのが、信頼関係を築くことです。
この章ででは、回避型の恋人に安心感を与える基本的な考え方をお伝えします。
無理に感情を引き出さないことが重要
回避型の人は、自分の感情を言葉にすることに抵抗を感じます。
そのため
「何を考えているの?」
と問い詰めるような行動は逆効果になりかねません。
感情を無理に引き出そうとせず、相手のペースを尊重することが信頼を築く第一歩です。
安心感を与える会話のコツ
回避型の恋人に安心感を与えるためには、相手のペースを尊重しながら、温かい言葉で気持ちを伝えることが重要です。
例えば、相手が距離を取る行動を見せたとしても、感情的に責めたり急かしたりせず
という姿勢を言葉や態度で示すことが大切です。
このような柔らかい接し方は、相手に
と思わせるきっかけになります。
また、信頼を築くには、日常の中での些細なやり取りを大事にすることが効果的です。
大きな約束や深い感情の共有を急ぐよりも、日々の中で自然に生まれる小さな瞬間を積み重ねていくほうが、相手にとって負担が少なく、結果的に信頼関係が深まります。
たとえば
といったさりげない気遣いの言葉は、相手の心に届きやすいでしょう。
適度な距離感が心地よい関係を作る
信頼関係を築く上で忘れてはならないのが「距離感」です。
回避型の恋人にとって、自分の時間を確保できることは心の安定につながります。
適度な距離を保ちつつ
というメッセージを”行動”で伝えるようにしましょう。
言葉で愛情を伝えすぎることは、回避型の人にとって負担になる可能性があります。
さらに詳しい回避型の恋人との付き合い方は以下の記事をご確認下さい。
※現在執筆中
この記事のまとめ
- 回避型の恋人は浮気に向かうエネルギーよりも、距離を取ることで関係を保とうとする
- 一人の時間を求める行動を誤解せず、回避型の特徴として受け止めることが大切
- 複数の関係を持つ浮気の背景に、回避依存症特有の愛情確認が隠れていることがある
回避型の恋人に対する不安は、彼らの性格や行動を理解することで大きく和らぎます。
浮気の可能性に悩んだときは、相手を責める前に背景を考えてみましょう。
本記事がその一助となれば幸いです。
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