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回避型なのに友達が多い人は「深入りしない付き合い方」がうまい

回避型なのに友達が多い人は「深入りしない付き合い方」がうまい

ネットで回避型の人の特徴をみた。自分に当てはまってる気はするけど、友達は少なくないし誘われたら飲み会にも行く。職場の人ともうまくやれていると思う。

こんにちは、心理カウンセラーのしん( @psynote__ )です。

勘違いされがちですが、友達が多いことと回避型であることは実は矛盾しません。

この記事では、友達が多い回避型の人の心理と、その「広く浅い関係」が孤独感や恋愛にどう影響しているのかをお伝えします。

友達が多い回避型が無意識にやっていること

以前、恋人が回避型だと相談された方が

「回避型の特徴には当てはまる気がするのに、友達は多くて、どちらかといえば人気者なんです」

と話されていたことがあります。

ここは非常に勘違いされる方が多いのですが、回避型であることと友達の多い少ないはまったく別の話です。

友達が多い回避型の人に共通しているのは、広く浅い関係を維持することで、特定の誰かと本音を見せ合うような関係にならないようにしているということ。

  • 飲み会には行くけど、二人きりでは会わない
  • LINEグループには参加しているけど、個別のやり取りはほとんどない
  • 相手の悩みは聞くけど、自分の弱さは見せない

これは人付き合いが得意なのではなく、本音で向き合う関係を避けるための仕組みです。

「安全な距離」に人を配置している

これまでの相談の中で気づいたのは、友達が多い回避型の人にはある共通点があります。

それは無意識に人を「距離別」に配置しているということ。

多くの友達がいるように見えても、そのほとんどは「近すぎず、遠すぎない」場所にいる人たちです。誰かが必要以上に近づいてくると自然と離れていく。

たとえば深い悩みを打ち明けてきたり「もっと会おうよ」と距離を詰めてきたりすると、次の誘いに乗らなくなる。

友人関係だとしても

「踏み込まれたくないな」
「今の距離感でいいのに」

という気持ちが出てくる。それが苦しくなる前に距離を調整しているだけです。

帰り道の虚しさが消えない理由

飲み会は楽しかった。みんなと笑って話していい時間だった。でも家に帰るとなぜか虚しい。回避型の人であればこの感覚に心当たりがあるはずです。

広く浅い関係は孤独感を「薄める」ことはできても「消す」ことはできません。

なぜなら孤独感の正体は「人がいないこと」ではなく「本音を言える相手がいないこと」だから。

友達が100人いても、弱さを見せられる相手が一人もいないなら孤独は消えない。

これまでのカウンセリング経験から言うと、友達が多いのに孤独を感じている方は特に女性に多い印象があります。

社交的にふるまえるぶん周囲からは「友達多くていいね」と言われる。でも本人の中には「また表面的なやり取りで終わった」という感覚が残っているのだと思います。

浅い関係を維持する「コスト」

見落とされがちなことがもう一つ。浅い関係を多く維持するのは、実はかなりの労力がかかります。

  • 誘われたら断りにくい
  • 話を合わせなきゃいけない
  • 「楽しんでいる自分」を演じ続ける

これが積み重なるとストレスになり。ますます一人の時間が必要になる。一人の時間が増えると孤独感が強くなり、また浅い関係で埋めようとする。

この繰り返しが続くと、友達が多いこと自体がストレスの原因になっていきます。

友達との距離の取り方が恋愛面でも出ていないか

友達関係では「広く浅く」でもなんとか回ります。でも恋愛ではそうはいきません。

友達なら「最近忙しくて」で距離を取れる。でも恋人に同じことをすれば

「避けられてる」
「冷たくなった」

と受け取られます。

友達の間では成立していた距離感が恋人との間では通用しない。恋愛は「近づく」ことが前提の関係だからです。

  • 「もっと気持ちを話してほしい」
  • 「なんで会おうとしてくれないの」
  • 「私のこと本当に好きなの」

恋人からのこうした言葉は、友達からは言われない類のもの。そしてこの一つひとつが、回避型の人にとっては「受け止めて、同じ熱量で返さなきゃいけない」という負荷になる。

友達関係で培った「距離を取るスキル」が高いほど、恋愛では苦しくなる。 これが友達が多い回避型の人が恋愛で繰り返しぶつかる問題です。

「近づく」のが怖いままでいい

もし恋愛でも同じ距離の取り方が出ていると感じるなら。

この記事の延長として、恋人を「信用できない」と感じてしまう心理とその背景についてを読んでみてください。