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「共依存」とは?特徴と恋愛面に与える悪影響について解説します【解決方法あり】

こんにちは、心理カウンセラーのしんです。

「共依存」ってどんな関係?共依存の恋愛はなにが問題?

この記事ではこんな疑問を解決します。

この記事は過去に恋愛依存症・回避依存症の経験をもつ僕が自身の経験を交えて解説します。 現在は心理カウンセラーとして活動しており、これまで多くの方の恋愛の悩みを解決してきました。
 本記事の内容
  • そもそも「共依存」ってなに?
  • 共依存の特徴や原因、共依存関係の問題点
  • 共依存を抜け出せないあなたが考えるべきこと
  • 先日、こんなツイートをしました。

    共依存は「互いに愛し合っている強い愛情の形の一つ」と考える人もいますが決してそうではありません。

    そもそも、共依存の関係はお互いの「愛情」によって成り立っている関係ではないからです。

    この記事では共依存の原因や特徴、恋愛面における問題点について解説していきます。

    恋人との関係が共依存だと感じている方、ぜひ最後まで読んでみてください。

    そもそも「共依存」ってなに?

    「共依存」という言葉をきくと恋愛関係を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はそうではありません。

    共依存という言葉はアメリカで生まれ、もともとは

    アルコール依存症の夫と妻の関係

    を表した言葉になります。

    しん
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    「アルコール依存症の夫の世話を妻が焼いてしまうことで、結果的に夫も酒をやめられない状態が続いてしまう」という状態です。

    妻として夫の世話をすることが当たり前になっているため、当の本人(妻)は「夫の世話をするのが辛い」という思いと「それでも愛した夫だから…」という気持ちの板挟みになり、一人、孤独と悲しみを深めていきます。

    と、ざっくりここまでが元々の「共依存」の説明になります。

    現在では共依存という言葉はアルコール依存症だけでなく、さまざまな関係で使われるようになっています。

    例えば

    ・恋愛関係
    ・親子関係
    ・看護・介護の関係

    理解しやすいようにあえて分類していますが、これらの関係はどれか一つに当てはまるというよりも、複数の関係を並行している方が多いでしょう。

    上で挙げた3つの共依存関係を簡単に解説します。

    恋愛関係における共依存

    共依存の恋愛を一言でまとめるならば、意識的にしろ無意識にしろ

    相手は自分を「救ってくれる存在」

    だと互いに考えていることが一番の特徴になります。

    自分が抱えている不安や悩み、孤独感、生きづらさ。

    こうした負の感情を恋人に癒やしてもらうために、相手の機嫌を伺ったり、自分を犠牲にしてまで恋人に尽くそうとします。

    しん
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    このブログで解説している「恋愛依存症」と「回避依存症」の関係は、まさにこの関係に当てはまります。

    冒頭でもお話したとおり、こうした関係は「愛情」によって支えられているわけではないので、吹けば飛んでしまうような、とてももろい関係です。

    共依存恋愛の問題点については後ほど詳しく解説します。

    親子関係における共依存

    まず大前提として通常の親子関係では、親は子供の成長ともにあえて世話を焼かなくなります。

    これは子ども自身の自立心を養うためであり、そして子どもを「一人の人間」として認めているからこその行動です。

    一方で共依存の親子関係では

    常に親が子どもの行動を支配、制限

    しようとします。

    親は子どもが自分から自立し離れていくことを恐れているので

    「そんなことをやっていてはダメ」
    「私の言う通りやらないから失敗した」
    「本当にどんくさい子ね」

    など、子どもの自立心や向上心を奪う言葉を日常的に投げかけてきます。

    いわゆる「毒親」ですね。

    「自分はダメなんだ」「親のいうことを聞かないといけないんだ」と思い込み成長するため、自己肯定感が育まれず、進学や就職、仕事などで苦労してしまうことが多いのが特徴です。

    心理的、金銭的問題から親元を離れられない方も珍しくありません。

    しん
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    親自身は自分の言動が子供のためになっていると考えていますが、これらの言葉は生涯に渡って子どもを苦しめることになります。

    補足:共依存関係と職業について

    上で解説した恋愛関係や親子関係の共依存ですが、心理カウンセラーとしてお話を聞いていると相談者さまの中で

    「看護職」
    「介護職」

    のお仕事をされている方の割合が多少高いと感じています。

    「人に尽くすこと」が自分を守る唯一の方法と考え育った結果、無意識にこうした「人の助けになる職業」を選ぶという考え方は確かに納得がいくものです。

    とはいえ、共依存の関係と職業の関連性は基本的には低いと考えています。

    共依存に陥りがちな人の特徴とその原因

    続いて共依存に陥りがちな人の特徴とその原因について解説していきます。

    共依存に陥りがちな人の特徴


    共依存に陥りがちな人によく見られる代表的な特徴です。

    ・自己肯定感が低く、誰かに愛されていない状況に不安を感じる
    ・恋人ができると相手の一挙一動に振り回され感情が不安定になる
    ・相手のために自分ができることは全てしてあげたいと思う

    共依存の人はその自己肯定感の低さから、自分と他人の間に適切な壁をつくることが苦手です。

    「好き」か「嫌い」かといった極端な0-100思考に陥りやすいがために、安定した関係を継続させることができません。

    共依存体質となる原因

    共依存体質の原因はいくつか考えられますが、ここでは代表的な原因をいくつか紹介します。

    ・問題を抱えている親のもとで育った(アルコール依存、暴言・暴力など)
    ・親にとっての「理想の子ども」を演じていた
    ・なんでも「こうあるべき」という思い込みが強い、完璧主義

    やはり一番多いのは親子関係が原因となっているケースですね。

    しん
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    「毒親のもとで生きぬくために身につけた行動様式を、無意識に他人にも取ってしまう」というケースはカウンセリングの中でも頻繁に見受けられます。

    もちろん、これ以外にも過去の恋愛のトラウマや、元々の性格の気質も原因として考えられます。

    ですが、大人になっても共依存から抜け出せないという方の多くは、いわゆるアダルトチルドレンであることが多いと感じています。

    共依存の恋愛がオススメできない理由

    さてここからは「共依存の恋愛」を中心に解説していきます。

    共依存の恋愛がオススメできない一番の理由は、共依存の恋愛は突き詰めると

    相手を支配したい、コントロールしたいという欲求に根付くもの

    になるからです。

    人によって付き合い方やカップル間の温度に多少差はありますが、共依存の恋愛はお互いにお互いを求め合うため、一見するととても結びつきの高い関係のように思えます。

    しかし、互いに相手を強く求める気持ちの裏には

    自分自身が認められたい、癒やされたい

    という気持ちが隠されています。

    ・恋人からの連絡は常に最優先
    ・恋人の理想の人物像になれるように努力する
    ・恋人のワガママや冷たい態度を許してしまう

    こうした行動は一見すると相手を愛しているからこその行動のように思えます。

    しかし実際はそうではありません。こうした献身的な行動をとることで相手が自分に関心を持ってくれることを経験として理解しているからこそ、取れる行動なのです。

    「相手の世話をする(献身的な行動を取る)」→「相手からの反応で自分が満たされる」

    この流れが崩れないうちは共依存の関係は幸せな関係だと言えるでしょう。

    しかし、一度この関係が崩れ

    「相手の世話をする(献身的な行動を取る)」→「恋人からの反応なし」→「不安が強まる」

    自分の思うような反応が恋人から得られなくなると、関係は一気に悪化します。

    理想の反応が得られなかった不安と怒りから、恋人の浮気を疑ったり行動を制限しようとしますが、そうした感情的な行動を取れば取るほど恋人の気持ちはあなたから離れていきます。

    しん
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    脱走者タイプの回避依存症の恋人を持つ方によく見られる光景です。

    >>関連記事:【回避依存症】脱走者タイプの特徴や付き合い方について解説

    自分と恋人の関係が共依存だと感じているなら

    ここからは、現在進行形で共依存の恋愛をしている方向けの内容になります。

    結論からお話すると

    共依存のまま幸せになれるカップルは存在しない

    というのが、これまで数多くのカウンセリングを行ってきた私が出した結論です。

    しん
    しん

    お互いに離れられないがために、交際期間が長期になる場合もありますが、付き合っている期間が長いからといって関係が進展している訳ではないことに注意が必要です。

    ・恋人の役に立つこと
    ・恋人の理想の自分でい続けること
    ・恋人に譲歩すること

    こうした努力を続けることで一時的に自己肯定感は得られるかもしれませんが、それは条件付きの愛情であり、本当の愛情ではないのです。

    >>関連記事:共依存カップルの結末。破局しかないって本当?【大体合っています】

    では今後どうするべきなのか?

    極論のように聞こえてしまうかもしれませんが、あなたができることは下の2つです。

    1.依存体質の恋人から離れる
    2.依存体質を克服する

    共依存は現在の恋人と別れたからといって改善されるものではありません。

    なぜなら「自分が人に好かれるためには相手の役にたたなければならない」という考えが、自身のアイデンティティとして染み付いているからです。

    すでにうすうす感づいている方もいるかもしれませんが、共依存の克服は付き合う相手を変えることではなく

    自分自身の内面の問題に向き合い、生き方そのものを変える

    ということです。

    大げさに聞こえるかもしれませんが、依存体質を克服すると恋愛面だけでなく、人生そのものの見え方が大きく変わっています。

    共依存の関係が自然に解消されることはない

    ここまでの内容を読み、共依存の問題について頭では理解していても

    「でも彼にも良いところは沢山あるしそんな簡単に諦められない…」

    と感じた方も多いのではないでしょうか?

    安心してください、そう感じてしまうのは至極当然です。

    実際にすぐに気持ちを切り替え、別れを選べる人はほぼいないと言っていいでしょう。

    大切なのは、自分と恋人の関係を客観的に見直すきっかけを定期的にもつことです。

    その上で恋人と関係を深めたい、愛情深い関係になりたいと考えるのであれば、そこから自身の依存体質を克服していきましょう。

    繰り返しになりますが

    恋人ではなく自分を変える

    という意識を今後持てるかどうかがとても大切です。

    >>関連記事:恋愛依存症を克服する方法とは?【本質へのアプローチが大切】

    この記事のまとめ

    今回の記事のポイントをまとめます。

    この記事のポイント!
  • 共依存は「愛情」で成り立っている関係ではない
  • 共依存の恋愛は安定した関係を築くことが困難
  • 共依存の克服は恋愛面だけでなく、人生観すら良い方向に変わる
  • 最後に。

    「たとえ共依存でも根気よく付き合っていけば、いずれ関係は良くなる」

    と考える方がいますが、大抵の場合、その希望は打ち砕かれます。

    本当に大切なのは、恋人に自分の人生の不安や責任を押し付けず、互いに自立心を持った上で助け合える関係を作ることです。

    しん
    しん

    恋人が冷たい、付き合い初めと別人のように感じる場合、回避依存症の可能性があります。詳しくは下の記事を参考にしてください。

    >>関連記事:回避依存症とは?回避依存症の特徴や原因、考え方【経験者が解説!】

    今回は以上となります。